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釧路湿原物語 2004 釧路湿原物語 2003

5月

*気象データは釧路。最高・最低とも15時までの記録。天気は15時。

写真 日付 記事

ハルザキヤマガラシ
5月31日
(火曜日)
日出 3:47、日入 18:54
最高 16.5℃、最低 8.5℃、天候 くもり

年々勢力を伸ばしているハルザキヤマガラシ(セイヨウヤマガラシ)が、とうとう我家の敷地内に進入してきました。元々は牧草地を中心に綺麗な大群落を形成していましたが、道路沿いや空き地などでも目立つようになり、そして住宅地にまでも入り込んできています。ヨーロッパ原産の帰化植物で、これもまたしぶとく勢力地図を拡大して行くのでしょう。

きつねむすび
5月30日
(日曜日)
日出 3:47、日入 18:53
最高 18.5℃、最低 8.6℃、天候 くもり

キタヨシの新芽が伸びて葉っぱが数枚付いてきました。広大な釧路湿原を覆い尽くす勢いはこれからが本番。あと一ヶ月ほどで緑の湿原が完成します。伸び始めたばかりのキタヨシの葉に「きつねむすび」を見つけました。何者かが器用に葉を結ぶのですが、製作者は不明のまま。今年こそこの不思議な謎を解き明かしたいものです。

5月29日
(土曜日)
日出 3:48、日入 18:52
最高 10.0℃、最低 8.3℃、天候 くもり

西日本で梅雨入りしたとニュースは報じています。釧路湿原もぐずついたお天気で、終日濃い霧に覆われました。近年めっきり減った濃霧の復活に、釧路らしさを充分に感じることが出来ました。
エオルト沼からあまり動くことが無いサルンパのタンチョウ夫婦、阿歴内川筋でとりあえず雛を1羽確認しました。もう少し大きくなれば行動範囲が広がって、見やすい位置に移動してくれるはずです。その時を待つことにしましょう。

クロユリ
5月28日
(金曜日)
日出 3:48、日入 18:51
最高 11.1℃、最低 5.8℃、天候 くもり

今週の初め頃から聞こえているカッコウの鳴き声は次第に範囲を広め、湿原各所で耳にするようになりました。南から吹き込む初夏の風に乗って流れ来る爽やかな響きが印象的です。
心持ち早めでしょうか… 怪しく印象的な花のクロユリが咲き始めています。

5月27日
(木曜日)
日出 3:49、日入 18:51
最高 19.9℃、最低 11.2℃、天候 くもり

朝晩はまだ気温が低い釧路地方ですが、野山や花壇には色とりどりの花が咲き、華やいだ雰囲気に包まれています。花の種類が増えると昆虫も目に付くようになってきました。中でも目立つのは白や黄色のお馴染みのチョウチョ。日中の暑いくらいの陽気で急に増えています。

マイヅルソウ
5月26日
(水曜日)
日出 3:50、日入 18:50
最高 16.0℃、最低 4.1℃、天候 晴れ

木々の葉が広がってやや薄暗くなり始めた林床に、木漏れ日のスポットライトを浴びて鮮やかに浮かび上がったのはマイヅルソウ。葉の形が鶴が舞っているように見えるところから名付けられたと聞きます。瑞々しい緑と清涼感ある白い花がところ狭しと踊りを披露してくれるので、散策の足を止めてしばしの休息となりました。花は咲き始めたばかりですので、まだしばらくは楽しめそうです。

ベニマシコ
5月25日
(火曜日)
日出 3:51、日の入 18:49
最高 14.0℃、最低 4.4℃、天候 雨

まだ生え揃わない草原から鮮やかな薔薇色の鳥が飛び出して来て、目の前のヤナギにとまりました。ベニマシコの雄ですが、これほど綺麗な深紅に染まっているのは珍しく、早速記念のポートレートを一枚撮影しました。画像を取り出してみたら生憎の逆光で色が出ていません。花の写真だと光りの方向など考慮しながらあれこれと撮ってみますが、忙しく飛び回る野鳥の場合は一瞬が勝負!次回は上手く撮れればいいな…なんて思っていても、その次回がなかなか来ないものなのです。近くに雌の姿は無く、抱卵中なのかもしれません。

エゾノウワミズザクラ
5月24日
(月曜日)
日出 3:51、日入 18:48
最高 12.3℃、最低 5.7℃、天候 晴れ

窓を開けると独特な香気が部屋の中に流れ込んできました。外に出てみると、辺りはこの匂いに占領されています。臭くはありませんが、かと言って良い匂いでもありません。サルンパ周辺にはこの匂いの元のエゾノウワミズザクラが多く、今丁度花の時期を向かえているのでした。サクラの花のフィナーレを担当していて、この花が咲き終わると季節は春から初夏へと移ります。鳥たちのさえずりにも力が入ってきました。

凹タイプ & 凸タイプ
エゾオオサクラソウ
5月23日
(日曜日)
日出 3:52、日入 18:47
最高 9.2℃、最低 4.4℃、天候 晴れ

天候が快復し絶好のお花見日和となるはずだった釧路地方ですが、週末の風雨で満開直前だったエゾヤマザクラは敢え無く葉桜に…主役不在でも、予定どおりジンギスカンで一杯という光景が各地で見られたのでしょう。
ピンクの花のエゾオオサクラソウが満開の時を向かえています。こちらは荒天にも負けずに今が見ごろとなりました。小さな花ですが、顔を近づけて花の中心部分をよく見ると、めしべが飛び出しているタイプと、引っ込んでいるタイプの二種類あるのに気付きます。他家受粉システムらしいのですが、いまひとつ仕組が理解できません。

タンチョウ横断注意
5月22日
(土曜日)
日出 3:53、日入 18:46

タンチョウの生息数が千羽程までに増えた為、人里近くに現われることが珍しくなくなってきました。中には生活道路をまたぐようななわばりを持つ例もあって、雛が飛べるようになるまでの約100日間、餌場から別の餌場への移動が道路を横断しなければならない場合も出てきました。車を走らせていると、釧路地方ならではの「タンチョウ横断注意」の看板も目に入ります。ドライバーの皆さんスピードの出しすぎは禁物です。どうかご注意ください!

サルンパ
5月21日
(金曜日)
小満
日出 3:54、日入 18:45
最高 7.7℃、最低 4.0℃、天候 雨
地震:23時27分頃 震源 網走地方 M4.7 塘路付近の震度 1

釧路湿原にもようやく新緑の季節がやって来たかと思ったら、今日は冬に戻ったような寒さです。気温は3〜4℃。降る雨にみぞれ状のものが混じって見えたのは気のせいではないようです。
サルンパでは久し振りにタンチョウがつがいで姿を見せました。雛に餌を与えているような行動が見られましたので、無事に孵化したのでしょう。今年は人目に付かない西側奥での営巣だったので、抱卵の様子が分からず、この日を待ちわびていました。しばらく見ていましたが、結局雛の確認はできませんでした。草丈の低い位置に出て来てくれるのを待ちたいと思います。

雛誕生
5月20日
(木曜日)
日出 3:55、日入 18:44
最高 18.6℃、最低 9.7℃、天候 くもり

私が見て廻っているタンチョウの営巣地では、今年雛の誕生が少なく、これから秋にかけての観察が寂しくなりそうです。
現在2羽の雛を連れているのは1ヶ所、抱卵中が1ヶ所、不明が2ヶ所。抱卵中のところは今日あたり孵化の予定かと、時間の空いていた早朝に粘って見ていましたが、立ち上がってくれず巣の中を確認することはできませんでした。羽の浮かし具合や落ち着きの無い仕草から、1卵目は既に孵っていそうな雰囲気なのですが…
T69の足輪が付いていると思われるつがいに、2羽の雛が確認できました。一家の採餌場所まで300〜400mは離れていた為に画像は鮮明ではありません。足元の茶色い塊がお分かりいただけるでしょうか?

満開
5月19日
(水曜日)
日出 3:56、日入 18:43
最高 16.9℃、最低 6.8℃、天候 晴れ

釧路地方のサクラは満開に向けて着々と花の数を増やし、この週末あたりは見頃となりそうです。只、花の散りざまが儚さの代名詞にもなるサクラですので、沖縄付近にある台風のこれからの進路が気にかかります。。
雨風などものともしない頑強なタンポポの花も今満開の時を向かえていて、そこらじゅうに黄色いお花畑が広がっています。
タンポポのジュウタンに腰を降ろしてエゾヤマザクラの花見!春爛漫の特別企画は実現するのでしょうか?

釧路湿原
5月18日
(火曜日)
日出 3:56、日入 18:42
最高 15.3℃、最低 6.0℃、天候 晴れ

月に一度お送りしています釧路湿原の定点写真、今回から新しいアングルです。これまでは釧路川の蛇行箇所をアップにしていましたが、これからは湿原の奥行きを感じ取ってもらえるような角度になっています。

湿原
5月17日
(月曜日)
日出 3:57、日入 18:41
最高 18.1℃、最低 6.1℃、天候 くもり

湿原は日一日と緑が広がり&濃くなっています。広大な釧路湿原の6〜7割を占めるヨシの大群落はまだ眠りについたままで、展望台からの景観はまだ枯れた草原。でも湿原に近づいてみると驚くほどの緑が目に飛び込んできます。主役はスゲ類とヤナギ類、そしてギョウジャニンニクにバイケイソウも名脇役ぶりを発揮しています。

フッキソウ
5月16日
(日曜日)
日出 3:58、日入 18:40
最高 8.1℃、最低 5.9℃、天候 雨

釧路湿原物語で取り上げる花の話題は、咲き始めを紹介するものが多いので、今日は今が旬の花を撮ってきました。
常緑のツゲ科の低木フッキソウです。木と言っても背丈が20cmにもならないので野草と思われがちです。林の縁のやや暗い場所を好み、あまり目立たない存在ですが、今満開の時をむかえこの時期だけは晴れやかに輝いて見えます。
サクラ前線が釧路に到着です。4年連続で終着駅は釧路でした。

チシマザクラ
5月15日
(土曜日)
日出 3:59、日入 18:39
最高 12.9℃、最低 7.0℃、天候 くもり

夏を思わせる汗ばむ暑さが2日続きました。枯れ色の雑木林にエゾヤマザクラが咲いて、ところどころピンク色の明りが灯ったように見えます。
夏鳥が戻り、咲く花の種類が増えてきた釧路湿原は躍動の季節に代わりました。
トラストサルン釧路主催の植樹会は大勢の参加があり、トラスト地の清掃や、植樹が行なわれました。

ツツドリ
5月14日
(金曜日)
日出 4:01、日入 18:38
最高 20.1℃、最低 7.8℃、天候 快晴

桜の開花の頃になると決まって姿を現わすのがツツドリです。実際はもう少し早くやって来ているのかもしれませんが、桜の花を探して歩いているので出会えているのでしょう。
姿形がそっくりのカッコウは、やや遅れての飛来で、毎年20日頃に初鳴きが確認されています。
根室で桜の開花が発表されました。

開花
(エゾヤマザクラ)
5月13日
(木曜日)
日出 4:02、日入 18:37
最高 11.0℃、最低 7.2℃、天候 雨

春の優しい雨の中でエゾヤマザクラの蕾がほころんで、待ちかねたサクラの季節到来です。釧路市内にある3本の標本木は、北斜面のやや日陰気味の位置にあるために、毎年周辺の花が咲き出してからの開花となっています。
オオバナノエンレイソウ(アメフリボタン)の威力?でしょうか、はっきりしないお天気が続きますが、植樹の日の週末は晴れの予報。桜の花に見守られての作業が楽しみです。

開花寸前
5月12日
(水曜日)
日出 4:03、日入 18:36
最高 14.7℃、最低 9.1℃、天候 くもり

強い南風がサクラ前線を押し上げているようで、今にも開きそうな蕾がいくつも見られます。釧路地方の桜はエゾヤマザクラが主流で、湿原周辺の丘陵地はあと数日でピンクの花に彩られます。

標本木
5月11日
(火曜日)
日出 4:04、日入 18:34
最高 12.5℃、最低 9.6℃、天候 くもり

サクラ前線は帯広を通過したとの情報が飛び込んできたので、そろそろ桜の蕾の様子を気にしなくてはなりません。と言うことで早速釧路の開花を読む木(標本木)を見てきました。このところの暖かさで蕾みはしっかりと膨らんできていてますが花はまだ咲いていません。今週末の開花が予想されています。例年釧路郊外のエゾヤマザクラが標本木よりも早く開花することから、こちらの方も明日からまわってみるつもりです。

オオバナノエンレイソウ
5月10日
(月曜日)
愛鳥週間
日出 4:05、日入 18:33
最高 10.5℃、最低 6.0℃、天候 くもり

オオバナノエンレイソウの花が咲き始めました。釧路湿原周辺にはこの花の群落が多く、これから6月にかけて湿原の初夏を飾る代表選手です。純白の大群落が現われるのは6月に入ってからで、今は気が早い早生の顔見せ程度。散策者には少し物足りないところですが、まだ花の種類が少ない時期ということもあって注目の的となっています。別の名をアメフリボタンと言い、この花が咲くと湿原にはそろそろ雨の季節がやって来ます。

レンプクソウ
5月 9日
(日曜日)
日出 4:06、日入 18:32
最高 9.9℃、最低 3.2℃、天候 くもり

タンポポの黄色い花が身近に見られるようになってから、植物の動きには目覚しいものがあります。枯れ色だった湿原からジワッ〜と緑色が浮き出し始めました。目立つ花ではオオバナノエンレイソウの開花を初確認。他に巡回コースで見ることができた花は、フクジュソウ・アキタブキ・アズマイチゲ・キバナノアマナ・ウラホロイチゲ・ヒメイチゲ・キジムシロ・ツルネコノメソウ・エゾエンゴサク・セイヨウタンポポ・ヒラギシスゲ・フッキソウ等。それから、ぱっと見は花らしくなく、ほとんどの人が気にも止めないレンプクソウも花を咲かせていました。五つの花が背中合わせに咲いていて、おしくらまんじゅうをしているような形が変わりだねのチャームポイント。小さな花なのでじっくり見るにはルーペが必要です。

タンチョウ
5月 8日
(土曜日)
日出 4:07、日入 18:31
最高 14.0℃、最低 3.8℃、天候 快晴

私が観察しているタンチョウの営巣地では抱卵を断念してしまったところが3ヶ所、抱卵中が3ヶ所、不明が3ヶ所です。現在抱卵中の3ヶ所の孵化予定日は今月14日〜18日の間と思われ、あと一週間程に迫ってきました。無事に元気な雛の姿が見られることを祈りながら待つ日々はとても長く感じます。

キタコブシ
5月 7日
(金曜日)
日出 4:09、日入 18:30
最高 10.0℃、最低 4.1℃、天候 くもり

強い南風に花期を悟ったのか、キタコブシの芽鱗が一斉に弾け、青空を背景にミルキーホワイトの花がくっきりと浮かび上がって見えます。5月上旬の開花は平年並み、あと一週間もすると釧路地方にサクラ前線が到着する手筈になってるのですが、今日見てまわったエゾヤマザクラの蕾にまだ動く気配は見られませんでした。
5月 6日
(木曜日)
日出 4:10、日入 18:29
最高 8.3℃、最低 2.9℃、天候 くもり
地震:22時40分頃 震源 不明 M不明 塘路付近の震度 1
地震:22時43分頃 震源 釧路沖 M5.6 塘路付近の震度 3

キタコブシ
5月 5日
(水曜日)
こどもの日
立夏
日出 4:11、日入 18:28
最高 12.5℃、最低 2.8℃、天候 くもり

今日は立夏。桜の花も咲かないうちに暦では早くも夏になってしまいました。最低気温はまだ5℃以下と肌寒く、ストーブのお世話になる日が続いています。
車で移動中に一瞬キタコブシの花が咲いているように見えたので、毎年見ている場所に行ってみると、蕾がはちきれそうに膨らんで今にも開花しそうです。明日には純白の6枚の花弁が開き、あたりに良い香りを漂わせてくれるような予感がします。

スゲ
5月 4日
(火曜日)
国民の休日
日出 4:13、日入 18:27
最高 6.9℃、最低 4.8℃、天候 霧

心配した雨は大した降りにならずに上り、ほっと一安心です。それでも湿原は雪解けピーク時ぐらいまで水位が上がり、タンチョウの営巣に影響が出るのか予断を許さない状況です。
ヤチボウズから緑色の新芽が勢いよく伸びています。既に花芽も付いていてそろそろ開花の時期を向かえようとしています。スゲ類の花はあまり目立たないので人気も今一つ。でも後に付くワタスゲやサギスゲの綿毛(種子)には人々も立ち止まってじっくりと眺めることになるのでしょう。

カキドオシ
5月 3日
(月曜日)
憲法記念日
日出 4:14、日入 18:26
最高 7.7℃、最低 4.3℃、天候 くもり

連休後半は雨模様。今夜から明日にかけて大雨の予報が出てしまいました。そろそろタンチョウの雛が孵る頃なので、雨の振りが気にかかります。
カキドオシとタンポポの開花を確認しました。

クロユリの芽
5月 2日
(日曜日)
日出 4:15、日入 18:24
最高 9.0℃、最低 1.8℃、天候 くもり
地震:21時56分頃 震源 根室半島南東沖 M4.2 塘路付近の震度 1

ここ何日かのぽかぽか陽気に身体が慣れてきたと思ったら、今朝の塘路は氷点下の3℃!湿原には霜が降り、湖沼ではけあらしが立っていました。暖房を消したり入れたり、上着を脱いだり着たりと慌ただしくしています。
野草の方はというと開花に向けて着実にステップを踏んでいて、いろんな種類の新芽が伸びてきています。

ゴミ
5月 1日
(土曜日)
八十八夜
日出 4:17、日入 18:23
最高 12.9℃、最低 4.5℃、天候 晴れ

サルンパのオオハクチョウ本隊は昨日から今日にかけて、北国の繁殖地へ向けて旅立ちました。居残り組みも数羽見られますが直に出発することでしょう。入れ代わるように南の国からツバメが飛来しています。
昨年12月1日に「北海道空き缶等の散乱の防止に関する条令」が施行されて初めての冬越し・・・その成果はと言うとこれまでと何も変わらず、むしろ悪いくらいです。罰則の罰金は4月1日からの適用となっていて、周知期間が設けられていましたが、お役所からは周知徹底をはかる働きかけはほとんど無かったように思います。その結果が雪解けと共に表れたゴミの山。湿原周辺は汚れたままGWに突入です。

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