| 釧路湿原物語 2004 | 釧路湿原物語 2003 | |||
6月
*気象データは釧路。最高・最低とも15時までの記録。天気は15時。
| 写真 | 日付 | 記事 |
![]() ホソバノヨツバムグラ |
6月30日 (水曜日) |
日出 3:47、日入 19:05 最高 19.5℃、最低 13.5℃、天候 雨 原野に繁茂する雑草をひっくるめて「葎(ムグラ)」と呼んでいた時代があったそうですが、今ではこの「ムグラ」日常使われることがなくなり、何の事やら意味が通じなくなりつつあります。 草花に対し極力雑草と呼ばないように心がけていますが、ホソバノヨツバムグラは、名前自体にムグラ(雑草)と付けられている為、仕方なく口に出してしまいます。あまりにも花が小さく道行く人に見てもらえない気の毒な境遇にあってもくさらずにマイペースで清楚な花を咲かせています。 |
![]() 幼虫 |
6月29日 (火曜日) |
日出 3:46、日入 19:06 最高 16.7℃、最低 13.6℃、天候 霧雨 釧路湿原は今日も霧!霧を超えて霧雨状になることもしばしばです。本来今頃はこんな天候の日が続く釧路地方なのですが、近年釧路らしい濃霧がめっきり減り、発生しても何日も続くことがなくなってきていますので、今日は霧中のちょっと嬉しい湿原散策となりました。 本日の出逢いはヤナギの葉にしがみついていた棘棘幼虫。ややゴツイ感じを受けますが、さなぎになり羽化するとお馴染みの愛らしい体形になるから不思議です。さて何の幼虫かと言うと…答えはテントウムシ。この姿では鳥も敬遠し、食べたいと思わないかもしれませんね。 |
![]() 釧路川 <霧> |
6月28日 (月曜日) |
日出 3:46、日入 19:06 最高 15.3℃、最低 11.2℃、天候 霧 霧… |
![]() ヤチダモ |
6月27日 (日曜日) |
日出 3:45、日入 19:06 最高 14.1℃、最低 8.2℃、天候 快晴 昨年実の付きが悪かったヤチダモでしたが、今年は今のところ順調な生育状況で、秋には熟した実をたくさん見せてくれそうです。気象台が発表した3ヶ月予報でも今年の夏は暑くなるらしく、植物もそれらしい反応を見せています。 |
![]() ツバメ(幼鳥) |
6月26日 (土曜日) |
日出 3:45、日入 19:06 最高 17.5℃、最低 10.1℃、天候 晴れ 野鳥界では巣立って間も無い幼鳥が多く見かけられる頃となりました。巣を離れたとは言っても今は餌を獲る為の学習期間。親に付いて飛んでいますが、上手に餌を獲るまでにはもう少し時間がかかるようです。身体を震わせて餌をねだる仕草や、丸みをおびた体形はまだまだ子供っぽさが残ります。 |
![]() ミヤママタタビ |
6月25日 (金曜日) |
日出 3:44、日入 19:06 最高 15.8℃、最低 12.0℃、天候 くもり 緑濃くなった林のところどころに、ミヤママタタビの白やピンクに変色した葉が目立ちます。葉が白くなる頃に花が咲き、受粉が進むとピンク色に変わってくるので、近くに寄らなくても花の状態が分かる信号付きの便利な?植物です。花は白、葉の影に隠れるように咲いています。 |
![]() ストリートガラス |
6月24日 (木曜日) |
日出 3:44、日入 19:06 最高 20.2℃、最低 12.7℃、天候 くもり 数年前に気が付いたのですが… カラスの子育て時期になると道路沿いにカラス達が集結し出します。車のフロントガラスに衝突して死んだ昆虫を食べる為に路肩で待機していているらしく、車の流れを見ながら車道に出ては餌を咥え、また路肩へと戻ります。意識していなかったのでいつごろからの動きなのかはっきりとは分かりませんが、今カラスの間では結構流行っているようで、走行中の車の前にいきなり飛び出すかなり危険な食事行動が繰り返し行われている湿原周辺です。 |
![]() オニシモツケ |
6月23日 (水曜日) |
日出 3:44、日入 19:05 日の出の時刻が3時台と早いので、自然と目覚めるのも早くなるこの頃です。(歳のせいかもしれませんが…)折角なので日の出直後の湿原に出てみました。台風一過、風は強めですが晴れ渡った気持ちの良い朝です。さすがに人の気配は無く、ひっそりと静まり返った大自然が広がります。身体が辺りの空気に溶け込むように感じられると、野鳥や動物達の活発な動きが見えてきます。エゾユキウサギの散歩?オオジシギのディスプレイ、カッコウを追うノビタキ、キタキツネの子どもがかくれんぼ、タンチョウの鳴き合いなどなど、結構賑やかです。朝日が低く射し込むと湿原の花々は一瞬輝きを増し、己の存在を示します。花の咲き始めが綺麗な背の高いオニシモツケはこれからが見頃。湿原には次々に夏の花が咲き始めます。湿原散策は太陽が低い早朝と夕方がお勧めです。 |
![]() エゾイトトンボ |
6月22日 (火曜日) |
日出 3:43、日入 19:05 最高 16.4℃、最低 12.8℃、天候 くもり 釧路湿原は多くの生き物を育む命のゆりかごです。中でも昆虫類は1000種を越え、生態系の土台として重要な働きをしています。湿原を散策していてよく出会うのがトンボ達です。50種程のトンボが住んでいると言われ、春から秋にかけて私たちを出迎えてくれます。この時季よく見かけるのが、スリムなエゾイトトンボとでっぷりとしたヨツボシトンボ。同じ場所で見かける為対照的で面白く、つい足を止めて見入ってしまいます。時折高速で通り過ぎるヤンマもいて、トンボの楽園は賑やかさを増してきました。 |
![]() カモガヤ |
6月21日 (月曜日) 夏至 |
日出 3:43、日入 19:05 最高 22.9℃、最低 13.3℃、天候 くもり 湿原周辺でよく見られるカモガヤが花の季節を向えました。オーチャードグラスとも呼ばれ、花粉症アレルギーの原因となることでも知られるイネ科の植物です。元々は明治時代にヨーロッパから牧草として持ち込まれたものが全国に広がり野性化したと言われています。特別人目を引く花ではありませんが、まとまって咲いていると、遠くから見ると淡く黄色いモヤモヤに見える為、何者か?とつい近くに寄って確かめたくなるようで、手にとって見ている方をお見受けします。 |
![]() コウリンタンポポ |
6月20日 (日曜日) |
日出 3:43、日入 19:05 最高 18.8℃、最低 13.4℃、天候 くもり ニョキニョキと茎が伸びていたコウリンタンポポに燈赤色の花が咲き始めました。お馴染みの黄色いタンポポは茎の先に花が一つ(実際は舌状花の集まり)付くだけですが、コウリンタンポポは四個も五個も付くのが特徴で、今はその一つ目が開いたところです。これから輪唱を楽しむように順々に花が咲き続けます。 |
![]() ノビネチドリ |
6月19日 (土曜日) |
日出 3:43、日入 19:04 最高 19.1℃、最低 12.3℃、天候 雨 木漏れ日が射し込む程度の薄暗い林床に、ラン科のノビネチドリを見つけました。孤独を好むのか、これまで湿原周辺では大群落にお目にかかったことは無く、出逢いの時はいつも単独のことが多いように思います。いったいどのような増え方をしているのでしょうか? |
![]() エゾスカシユリ |
6月18日 (金曜日) |
日出 3:43、日入 19:04 最高 21.2℃、最低 10.9℃、天候 くもり 今週初めに今季初確認したエゾスカシユリの花が、今日あたりはかなり目立つほどにまで増えてきました。燈赤色の花びらが鮮やかで、緑の中で際だって見えます。初夏らしく明るい雰囲気に包まれている釧路地方です。 |
![]() ユキザサ |
6月17日 (木曜日) |
日出 3:43、日入 19:04 最高 14.1℃、最低 6.5℃、天候 晴れ 若葉の頃にアズキナとも呼ばれ、山菜として人気のあるユキザサの花が咲いています。雪の結晶ような白い花と、葉が笹に似たところからの命名だと聞いています。綺麗な花ですが成長の早い他の草の陰に隠れ埋もれるように咲いているので、見つけ出すのは至難の技です。茂みの中の花探し!あなたも湿原周辺で宝捜しにも似た感覚を楽しんでみませんか? |
![]() クシロハナシノブ |
6月16日 (水曜日) |
日出 3:43、日入 19:04 最高 15.6℃、最低 9.1℃、天候 快晴 釧路湿原にクシロハナシノブの花が咲く頃となりました。上品な紫色の花が印象的で、可憐で優雅、一目見ただけで湿原の貴夫人と言われるのが分かります。会いに行くのには少々不便な場所に咲いている為、現状は年に一度ぐらいしか足を運ぶことが出来ません。昨年と同じ日を選んだのは偶然で、比較する目的などは全くなかったのですが、結果として比べることになってしまいました。昨年は咲き始めたばかりでしたが、今年は既に見頃の時期を向かえ、株数も心持ち多く感じました。盗掘者には人気の種類ですので、増えたように思えたのはとても喜ばしいことです。来年は更に増えているよう期待したいですね。 |
![]() ニシキギ |
6月15日 (火曜日) |
日出 3:43、日入 19:03 最高 15.2℃、最低 11.2℃、天候 雨 今日の釧路地方は気圧の谷の影響で一日愚図ついた天候でした。 小雨に洗われ汚れを落としたニシキギの花が、凛とした姿を静かな湖面に映しています。 |
![]() コウリンタンポポ |
6月14日 (月曜日) |
日出 3:43、日入 19:03 最高 18.2℃、最低 7.4℃、天候 晴れ 毎年不思議に思うことのひとつに、コウリンタンポポの芽吹きがあります。この季節草の成長が著しく、方々で草刈りが行われています。きれいに刈られ、さっぱりとした草地には、この時を待っていたかのようにコウリンタンポポの花茎が一斉に伸び始めるのです。太陽の光を遮る邪魔者はなく、やがて一面紅色の御花畑が出現します。草刈りをしないと茂みの中でひっそりと花を咲かせるのでしょうか?そんな場所を探してみることにしますか・・・ |
![]() ナズナ |
6月13日 (日曜日) |
日出 3:43、日入 19:02 最高 14.4℃、最低 8.6℃、天候 晴れ 釧路湿原を飾る花の中には珍しい植物もありますが、日本全土で見られるお馴染みの種類も数多く生育しています。春の七草で知られるナズナ(ペンペングサ)もそのひとつで、今がちょうど花の時期。三味線のバチに似た実が付き始めています。ペンペングサの名はここから付けられたのですね。小さなナズナの花、よく見るととても愛らしく、草刈りの手もとまってしまいます。 |
![]() アカエリカイツブリ |
6月12日 (土曜日) |
日出 3:43、日入 19:02 最高 14.1℃、最低 8.0℃、天候 くもり YH前の沼(マクントー)では、アカエリカイツブリが浮巣を制作中です。他の沼では既に営巣を始めているつがいもあり、比べると少し遅れ気味ですが、沼の水深と土台となる水草の成長により条件が違ってくる為しかたがありません。これまでも土台が安定しない早い時期に巣作りを始め、巣の重さを支えきれずに崩壊してしまったことが何度もありましたので、じっくりかまえての営巣開始は良い選択だと思います。今日はまだ座りごこちをみているだけで巣の中には卵はないようです。抱卵期間は3週間、7月上旬には雛が見られる予定です。 |
![]() ワタスゲ |
6月11日 (金曜日) |
日出 3:43、日入 19:01 最高 14.1℃、最低 8.8℃、天候 霧 地震:3時12分頃 震源 釧路沖 M5.4 塘路付近の震度 2 今日の塘路は朝から気持ち良く晴れて、湿原散策には申し分の無いお天気です。気になっていたワタスゲ群落を見に行ってきました。大群落となった昨年に負けないぐらいの密度で白い綿毛が強い南風に揺れていました。近いうちに別の場所の群落にも足を運びたいと思っています。 午後所用で釧路に出ましたが、街はこの季節特有の、水滴が肌に冷たく感じる程の濃い霧に包まれていました。釧路には上着を持っていくべきですね。 |
![]() ヒオウギアヤメ |
6月10日 (木曜日) 入梅 |
日出 3:43、日入 19:01 最高 14.5℃、最低 8.2℃、天候 霧雨 スッキリしないお天気が続きます。梅雨のない北海道と言いますが小さな列島ですので影響が皆無とは言い切れず、釧路地方でも連日のくもりや雨の空模様となっています。 こんな季節に似合う花がアヤメの仲間達です。湿原ではカキツバタ、道路側にはヒオウギアヤメが開花の頃となりました。 |
![]() 釧路湿原 |
6月 9日 (水曜日) |
日出 3:43、日入 19:00 最高 13.0℃、最低 8.2℃、天候 霧 湿原をそばで見ると、草丈も伸びてかなり緑豊になってきたなと思うのですが、展望台からの眺めとなると、まだ茶色の領域が大部分を占めていて、ガイドブックに登場する景色になるのにはあとしばらくの時間が必要のようです。 枯れヨシに混じってワタスゲの白い穂が風に揺れているのが分かるようになってきました。 |
![]() タンポポ |
6月 8日 (火曜日) |
日出 3:44、日入 19:00 最高 14.8℃、最低 10.1℃、天候 くもり つい先日見たタンポポの花の黄色いジュータンは、どこに片付けられてしまったのでしょう?その場所には白い綿毛のポンポンが見事に敷詰められています。 |
![]() 雪 ? |
6月 7日 (月曜日) |
日出 3:44、日入 18:59 最高 11.7℃、最低 7.7℃、天候 くもり 地震:13時14分頃 震源 釧路沖 M5.0 塘路付近の震度 2 湿原に季節はずれの雪? 確かに今日はTシャツではこたえる程の気温でしたが、雪が降るまでの寒さではありません。ではこの白い物体の正体はと言うと… 答えはヤナギの種。タンポポやフキ同様、綿毛の種子が風に舞いますが、あまりの量の多さに雪のように見えてしまいます。 |
![]() ハシブトガラス |
6月 6日 (日曜日) |
日出 3:44、日入 18:58 最高 18.0℃、最低 8.2℃、天候 くもり 今湿原では野鳥たちが子育ての真っ最中。さえずりがあちらこちらから聞こえ、餌集めに慌ただしく動きまわる親鳥の姿がこの季節の特徴でもあります。どこで見つけてきたのか、ハシブトガラスが小鳥の巣をまるごと咥えてきました。孵化したての雛と卵入りの巣です。湿原が見える近くの枝で優雅に朝食。口を数回動かしたと思ったら…あっという間の完食。美味しかったのか、にやっと笑い舌なめずりをしたようにも見えました。 |
![]() 釧路湿原 |
6月 5日 (土曜日) 芒種 |
日出 3:44、日入 18:58 最高 17.2℃、最低 9.8℃、天候 くもり 今月に入って暑いくらいの日が続いていましたが、今日の湿原は久し振りの霧!釧路らしさが戻った一日でした。さすがに半袖では肌寒さを感じます。 |
![]() アスパラガス? |
6月 4日 (金曜日) |
日出 3:45、日入 18:57 最高 21.4℃、最低 8.0℃、天候 晴れ 草薮にアスパラガス?実際に目撃すると新鮮な驚きを覚える方もいらっしゃるかもしれませんね。正体は食用アスパラガスの親戚にあたるキジカクシの芽で、湿原周辺の林の縁付近で見ることができます。一度味を確かめてみたいと思っていたものですから、今年は一本持ち帰り調理して食べてみました。結果は酸味が強く、とても食べられたものではありません。山菜採りのリストに入っていないのも肯けます。 |
![]() タンチョウ |
6月 3日 (木曜日) |
日出 3:45、日入 18:56 最高 17.3℃、最低 6.5℃、天候 快晴 サルンパのタンチョウ一家が、今季初めて阿歴内川を渡ってYH前のマクントーにやって来ました。親の後を追う雛の数はやはり1羽だけのようです。せっかく泳いで渡って来たのですから、数日はのんびり過ごしてくださいな♪ |
![]() オオヤマフスマ |
6月 2日 (水曜日) |
日出 3:46、日入 18:56 最高 17.5℃、最低 10.0℃、天候 雨 地震:9時05分頃 震源 釧路沖 M4.4 塘路付近の震度 1 野草観察をしていると目立たない花々に出会う機会が多く、これが楽しさのひとつでもあります。この季節クロユリやスズランといった有名な花が咲き、人々の目は自然とそちらへ向いてしまいます。これは仕方がないことですが、小さな花も極力平等に見ていきたいと思っています。 茂った草むらの中にオオヤマフスマの花を見つけました。珍しい花ではなく、そこらじゅうで普通に見られます。ポピュラーな割りには知名度が低くやや寂しく感じています。容姿は可憐なので「フスマ」の名が邪魔をしているのかもしれません。この花には姫誰袖草(ヒメタガソデソウ)と言う別名があって、別の名を使った方が花愛ずる人々も探してみようと言う気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。別種の本家タガソデソウの名前の由来は「色よりも香こそあわれとおもほゆれ、誰袖ふれし宿の梅ぞも −古今和歌集 1巻−」で、花の色より香りが良いところからか名付けられたと言われています。さて姫の方は…残念ながら匂いまでは確認できていません。 |
![]() 釧路湿原 |
6月 1日 (火曜日) |
日出 3:46、日入 18:55 最高 18.4℃、最低 8.1℃、天候 晴れ 地震:21時55分頃 震源 釧路沖 M4.3 塘路付近の震度 1 天気のすっきりしない日が続いていたので、真夏を思わせる青い空と白い雲、そして雨上がりでぐんと緑が増した湿原は、いちだんとまぶしく輝いて見えます。 ミツガシワの花が咲く湿原には、すっかり夏毛に生え変わったエゾシカの雄の姿がありました。 |