| 釧路湿原物語 2004 | 釧路湿原物語 2003 | |||
10月
*気象データは釧路。最高・最低とも15時までの記録。天気は15時。
| 写真 | 日付 | 記事 |
![]() 湿原 |
10月31日 (日曜日) |
日出 5:55、日入 16:16 最高 13.8℃、最低 12.2℃、天候 雨 地震:23時16分頃 震源 釧路沖 M4.4 塘路付近の震度 1 冷たい雨が初冬の湿原を濡らしています。枯れ色の微妙な濃淡や明暗が織り成す大湿原のパノラマは、緑豊な夏の美しさに決して引けをとることはありません。落ち着きのある色調に、こころが癒されるようです。 |
![]() キミノズミ |
10月30日 (土曜日) |
日出 5:54、日入 16:18 最高 15.3℃、最低 1.5℃、天候 快晴 地震:23時02分頃 震源 釧路沖 M3.6 塘路付近の震度 ? 街路樹として植えられている小型のリンゴ・ズミ(酢実)の中に、黄色い実が生るキミノズミが少数混じっています。味の酸っぱさはズミと変らず、美味しいとは言えません。熟れるにしたがい色が濃く変ってきました。黄色からやや赤みがかって、ちょっとはリンゴらしくなっています。 |
![]() イケマ |
10月29日 (金曜日) |
日出 5:53、日入 16:19 最高 14.5℃、最低 1.6℃、天候 晴れ 蔓にオクラのような実が沢山なっていた例のイケマ、その後の情報です。 次々にオクラ型カプセルが開いて、中から白い綿毛が顔を覗かせています。開いたばかりのカプセル内の綿毛は、きちんと毛並みがそろい銀色に輝いて見えますが、風が吹くと逆毛を立てられたようにふんわりと綿状に変身して旅立って行きます。今がちょうど旅立ちの季節。同じ仲間のガガイモは既に旅立ったあとで、僅かに近くのヨモギなどにひっかかった綿毛が残っているだけでした。 |
![]() カラフトイバラ |
10月28日 (木曜日) |
日出 5:52、日入 16:20 最高 10.0℃、最低 -4.8℃、天候 晴れ 吹く風が冷たくなってきました。湿原の花は一部残っている種類もありますが、全体としてはもうすっかり枯れ野となっています。所々にカラフトイバラの赤い実が生っていて、晩秋の葭原に程好いアクセントとなり、道行く人の目を楽しませてくれます。乾いた冷風にあたり、水分が飛んだのでしょう、表皮にしわがより、まるで干し柿のよう。口に含むとほんのり甘く食べられなくはありません。まずい木の実が多い中、この実は野鳥たちにとって貴重な存在だと思うのですが、それほど売れ行きが良いとも言えず、まだかなり残っています。鳥たちにとってはまだ食べ頃ではないのかもしれません。 |
![]() 初冠雪 |
10月27日 (水曜日) |
日出 5:50、日入 16:22 最高 7.9℃、最低 -0.7℃、天候 晴れ 釧路地方気象台は今日、雌阿寒岳の初冠雪と、釧路市の初雪を観測したと発表しました。24日に見えた一瞬の雌阿寒山頂の白い色は、幻の初冠雪だったようです。 |
![]() スクープ!? |
10月26日 (火曜日) |
日出 5:49、日入 16:23 最高 9.1℃、最低 0.0℃、天候 晴れ 今月中旬頃、奇妙なことに気付きました。刈り取りの終わったデントコーン畑で、食事中のタンチョウ一家に出会いました。広い畑にはこの一家だけで、釧路らしい長閑な風景です。車で移動中のことでしたので、横目で見ながら通り過ぎようとしましたが、あまりの違和感に思わずブレーキを踏んでしまいました。通常タンチョウは、卵を1個から2個産んで雛を孵し子育てをします。ですから幼鳥は多くても2羽のはずです。でもこの一家は成鳥2羽と幼鳥が3羽!何年もタンチョウを見てきましたが初めてのケースです。卵を3個産んだのか、1卵が双子だったのか、いずれにしても3羽も無事に育て上げたのなら大スクープ!と、しばらく観察することにしました。数分後幼鳥の1羽が家族から離れ飛び去ってしまったではありませんか。残った4羽は平然と食事を続行しています。考えられることは、両親を亡くした孤児が一時身を寄せていたのでしょう。その後1週間以上経ちますが、依然5羽での行動が見られます。心優しい養父母の元で、孤児と言うハンディキャップを乗り越え、無事に春を迎えられることを祈らずにはいられません。 |
![]() ニシキギ |
10月25日 (月曜日) |
日出 5:48、日入 16:25 最高 14.6℃、最低 1.7℃、天候 晴れ 紅葉が美しいことから名付けられたニシキギ(錦木)、葉っぱだけではなくその実も鮮やかな赤色になります。この木は、美しさの陰でちょっと風変わりな一面を見せます。どんな目的で付けているのか分かりませんが、枝に翼を持っていて、これは他の木ではあまり見ることができません。 |
![]() 初冠雪? |
10月24日 (日曜日) |
日出 5:47、日入 16:25 最高 12.1℃、最低 5.0℃、天候 くもり 雌阿寒岳に薄らと白いものが見えたような気がしています。午前中早い時間帯の雌阿寒岳山頂付近は雲が多く、あまり良く見えない状態が続いていました。でも一瞬雪のように白い山肌が見えたような気がしました。お昼前には雲が取れて、山頂がよく見えるようになりましたが、雪はなくいつもの山容です。見間違いだったのか…気象台の発表が気になります。 |
![]() ツルウメモドキ |
10月23日 (土曜日) 霜降 |
日出 5:45、日入 16:28 最高 12.1℃、最低 7.1℃、天候 晴れ 釧路地方ではまだ確認できていませんが、道内から初雪の知らせです。また一歩冬に近づきました。雌阿寒岳の頂きはずーうっと見えないままで、初冠雪はお預けの状態。昨日あたり降ったのではと思うのですが、明日に期待しましょう。 実りの秋もたけなわで、木の実、草の実のオンパレードが続いています。とても紹介しきれませんが、特徴のある者から順次掲載していきますね。 |
![]() マユミ |
10月22日 (金曜日) |
日出 5:44、日入 16:29 最高 13.4℃、最低 3.0℃、天候 雨 木の実、草の実に赤色が多いのには、何か訳でもあるのでしょうか?鳥が好きな色?遠くからでも目立つから?美味しそうだから?まあ…何はともあれ、秋の深まった湿原周辺には赤い実が溢れています。 |
![]() サルンパ |
10月21日 (木曜日) |
日出 5:43、日入 16:31 最高 12.7℃、最低 11.9℃、天候 くもり ようやくサルンパにもオオハクチョウがやって来ました。YH前のマクントーには、今朝早くに幼鳥2羽とその両親の計4羽が飛来し、のんびりと羽を休めている様子です。数日休んで更に南下するのか、沼が凍るまでの滞在になるのか、それとも塘路湖で越冬するのか… さて、どのコースを選択するのでしょう? 台風23号は北海道からは大きく外れ、遥か南方を温帯低気圧になって通過。釧路では風と波が少し気になる程度で済みました。被害が大きかった地方の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。 |
![]() フッキソウ |
10月20日 (水曜日) |
日出 5:42、日入 16:32 最高 15.9℃、最低 9.3℃、天候 くもり 霜が降りるようになると輝きを増すのがフッキソウの白い実です。今年は粒が大きく豊作で、群落の中でもよく目立っています。透明感のある艶やかさは真珠のようにも見え、薄暗い林床を豪華で華やいだ雰囲気にさせてくれます。一粒、二粒、口に含むと、微かな甘みが舌の上に残り、思わずニンマリ!幸せな気持ちにもしてくれるようです。 |
![]() どんぐり |
10月19日 (火曜日) |
日出 5:40、日入 16:34 最高 16.8℃、最低 2.6℃、天候 晴れ 毎年体育の日に行なわれています、湿原の水源林を作る「どんぐり記念日」、今年は台風の影響で1週間遅れとなり、17日(日曜日)に実施されました。本州ではどんぐりが不作で、熊の餌不足が深刻な状況のようですが、釧路地方はまずまずの豊作で、ミズナラの木の下には大粒のどんぐりが大量に落ちています。ネズミやリス、ミヤマカケスなどによってかなりの量が持ち去られたはずですが、まだ相当数残されています。このどんぐりを拾って、苗床に植え、数年育てた苗を荒廃したトラスト地に植樹する「自然再生事業」を、NPO法人トラストサルン釧路が中心となり、環境省と協力しあって進められています。冷たい北風が吹く中、どんぐり拾い、植え付け、苗床作りなどの作業に汗を流しました。 |
![]() キタキツネ |
10月18日 (月曜日) |
日出 5:39、日入 16:35 最高 14.9℃、最低 0.5℃、天候 快晴 キタキツネに出会いました。暖かな秋の日が続いていた為か、まだ冬毛の準備ができていません。今朝も釧路湿原は氷点下となり、冬の足音が近づいています。肩をすぼめて歩く姿に気温以上の寒さを感じさせられました。 |
![]() 初霜・初氷 |
10月17日 (日曜日) |
日出 5:38、日入 16:37 最高 13.5℃、最低 0.2℃、天候 快晴 塘路でこの秋最初の氷点下となりました。初霜と初氷も今朝早い時間に確認。オオハクチョウの飛来も徐々に増えています。小さな冬探し、次は初雪ですが、これはまだ少し先になりそうです。雌阿寒岳の初冠雪は16日が平年値ですので、昨日から気にしていますが、極東ロシアでの森林火災が影響していると思われる煙霧により視界が悪く、確認できていません。今夜も気温が下がっています。 |
![]() 足跡 |
10月16日 (土曜日) |
日出 5:37、日入 16:39 最高 18.0℃、最低 8.5℃、天候 晴れ 「釧路湿原物語 −番外編−」 今日は釧路湿原を離れ、道東某所へ遠征してきました。そこで真新しいヒグマの足跡を見つけ大収穫!ここ数年釧路湿原でも西部でヒグマ出没の報告が続いていますが、私自身その痕跡を見たことはなく、これまで話しだけの世界でしたのでやや興奮気味です。勿論今日はヒグマを見に行った訳ではなく、他の目的があったのですが… やはり足跡の話題がメインになってしまいました。横にスケールを置けば良かったと反省です。 |
![]() 紅葉 |
10月15日 (金曜日) |
日出 5:36、日入 16:40 最高 16.0℃、最低 5.7℃、天候 快晴 日本列島は高気圧に広く覆われ、気持ちの良い秋晴れとなっています。釧路湿原も観楓会日和、この天気は週末も続きそうです。 |
![]() オオハクチョウ飛来 |
10月14日 (木曜日) |
日出 5:34、日入 16:42 最高 15.4℃、最低 4.1℃、天候 快晴 久し振りに青空が広がりました。そして、お昼前には珍しい部分日食の天体ショーもあり、気持ちの良い豪華な一日となりました。 今週になってオオハクチョウ飛来の情報が入っていましたが、これまで確認できずにいました。今日シラルトロ湖で2羽のオオハクチョウを確認。塘路湖とその周辺の沼、達古武にはまだ姿を見せていないようです。 |
![]() 紅葉 |
10月13日 (水曜日) |
日出 5:33、日入 16:44 最高 17.3℃、最低 13.0℃、天候 くもり 青空に映える紅(黄)葉を待っていますが、なかなかすっきりと晴れません。落ち葉も目立ち始めました。葉っぱが綺麗なうちに見ることができるでしょうか… |
![]() 紅葉 |
10月12日 (火曜日) |
日出 5:32、日入 16:45 最高 15.5℃、最低 13.0℃、天候 くもり この連休釧路湿原に降った魔法の雨は、木々の葉をみごとな秋の色に染め上げました。湿原付近に多いミズナラの紅葉が始まり、秋の深まりを強く感じます。後はカラマツの黄葉を残すのみ!冬の足音が次第に近づいてきます。 |
![]() イケマ |
10月11日 (月曜日) 体育の日 |
日出 5:31、日入 16:47 最高 14.5℃、最低 10.8℃、天候 霧雨 蔓にオクラのような実がぶら下っています。ガガイモ科のイケマの実です。他の果実同様イケマも今年は沢山の実を付けました。食用には向いていないようなので、たいして話題になることも無く、これまではひっそりと目立たないふりをして暮していましたが今年はイケマせん!実の付きが良いものですから、あちこちで目に付いてしまいます。数少ないアイヌ語が語源の植物で、根に薬効成分が含まれるとのこと。摂り過ぎると毒にもなるようです。 |
![]() ズミ |
10月10日 (日曜日) |
日出 5:30、日入 16:49 最高 15.1℃、最低 11.0℃、天候 くもり 今年はズミ(酢実)に実が沢山生りました。バラ科のリンゴ属ですので一応リンゴの実と言っても間違いでは無いと思いますが、味が今一つなので、ヤマブドウのように採集する人も無く、かなり寒くなる頃まで見ることができます。リンゴのように美味しければ何も言うことはありませんが、この酸っぱさだけははいただけません。でも野鳥たちにとっては人気の食事スポットのようです。 |
![]() アッケシソウ…? |
10月 9日 (土曜日) |
日出 5:29、日入 16:50 最高 18.7℃、最低 11.4℃、天候 くもり 牧草地の一部に赤いジュウタンを敷詰めたようなところを見つけました。一見アッケシソウ(サンゴソウ)のようにも見えますが、生育環境が全く違います。それではと、近寄ってみることに… 確認した結果、その正体はオオイヌタデの大群落でした。赤く染まっている箇所は広範囲にわたっていて、なかなかの見応えです。 |
![]() タンチョウ |
10月 8日 (金曜日) 寒露 |
日出 5:27、日入 16:52 最高 20.2℃、最低 8.3℃、天候 くもり 地震:4時26分頃 震源 十勝支庁南部 M5.1 塘路付近の震度 1 飼料用トウモロコシの刈り取りが終わった畑にタンチョウが集まっています。この季節、いつの頃からか、お決まりの光景になっています。幼鳥の比率もそこそこ有り、今年は幼鳥が少ないのではと私が感じていたのは、どうも心配なさそうです。12月と1月に行われる生息数調査で、はれて千羽鶴になれるのか期待したいですね。 |
![]() 釧路湿原 (キラコタン岬) |
10月 7日 (木曜日) |
日出 5:26、日入 16:54 最高 19.4℃、最低 5.9℃、天候 快晴 朝の空気が冷たくなり、湿原のヨシ原が金色に輝く季節がやって来ました。鶴居村にはタンチョウ達が集まり始めています。冬の使者オオハクチョウの飛来も間もなくのはず。雌阿岳初冠雪・初霜・雪虫・初氷など「小さい冬」をみつけるのも今から楽しみです。 |
![]() ヒシクイ飛来地の看板 |
10月 6日 (水曜日) 塘路の日 |
日出 5:25、日入 16:55 最高 13.9℃、最低 9.5℃、天候 くもり 釧路湿原のある所に「ヒシクイ飛来地」と読める錆ついた看板が立っています。この看板は私が釧路に来た十数年前、既に朽ちそうになった状態で同じ場所にありました。最近はますますひどくなり、辛うじて読めるほどまでに劣化!設置者が誰なのか不明ですが、景観を損ねみっともない存在になっています。看板のある周辺は開発が進み、ズバリその場所にヒシクイは飛来しなくなっていますので、撤去するか別の場所に設置し直すかを早急に検討していただきたく思います。湿原には他にもこの手の看板がいくつか存在しています。 |
![]() サルンパ |
10月 5日 (火曜日) |
日出 5:24、日入 16:57 最高 15.0℃、最低 5.8℃、天候 くもり 気温が一気に下がり紅(黄)葉がイイ感じになってきました。標茶では昨夜から今朝にかけての気温が3.5℃〜4.7℃と晩秋の寒さです。勿論ストーブには火が入り、湿原は枯れ色の季節へと移っています。 |
![]() タンチョウ |
10月 4日 (月曜日) |
日出 5:23、日入 16:59 最高 15.8℃、最低 8.4℃、天候 晴れ 釧路湿原周辺における今年のタンチョウの子育て状況は、春以降の天候が良かった割りにはあまり優れているとは言えないようです。無事に飛べるまで育った幼鳥は例年よりやや少な目に感じます。営巣箇所の多い根室管内はどうだったのかが気がかりです。 鶴居村タンチョウフェスティバル実行委員会は、今年も12月に釧路管内で生息が確認されるタンチョウの数を予想するタンチョウクイズを行ないます。昨年は562羽… さてさて今年は何羽になるのでしょう? |
![]() オオマルハナバチ |
10月 3日 (日曜日) |
日出 5:22、日入 17:01 最高 14.7℃、最低 11.5℃、天候 くもり 花が少なくなった湿原に、花粉や蜜を求める数匹のオオマルハナバチの姿がありました。普段見る彼女等とは雰囲気が違い、体が一回りほど大き目です。コロニーが消滅する前に新女王蜂が沢山生れるそうですが、その新米女王蜂達なのか、ここ数年噂に聞くセイヨウオオマルハナバチなのか分かりません。いずれにしても花が少ないのには変り無く、花から花へ忙しく飛び回っています。 |
![]() ヒロハツリバナ |
10月 2日 (土曜日) |
日出 5:21、日入 17:02 最高 19.5℃、最低 14.3℃、天候 くもり 秋はニシキギ科の季節。中でもヒロハツリバナ(広葉吊花)はとても目立つ存在です。ムササビのようなマントを広げ(それも赤色)、今にも滑空を始めるかのような姿勢で枝につかまっているのは、遠くからでもはっきりと確認できます。このマント、飛ぶ為のものではなさそう!種子を雨から守る覆いのような働きをしているのでしょうか? |
![]() コウライテンナンショウ |
10月 1日 (金曜日) |
日出 5:19、日入 17:04 最高 17.4℃、最低 10.5℃、天候 くもり 一年も早残り四分の一となってしまいました。今月は釧路湿原の晩秋をお送りします。 春夏は天候に恵まれ、木の実、草の実はいつになく粒が大きく立派に実っています。太陽の恵みが届いたのかはっきりしませんが、薄暗い林の中でコウライテンナンショウ(高麗天南星)の実が大きく熟していました。燃えるような赤色は、天の南の星の如くその周を明るく照らしています。 |