| 釧路湿原物語 2005 |
3月
*気象データは釧路。最高・最低とも15時までの記録。天気は15時。
| 写真 | 日付 | 記事 |
![]() 巣作り |
31日 (木曜日) |
日出 5:07、日入 17:47 最高 6.9℃、最低 0.2℃、天気 晴れ、積雪 − [標茶 61cm] 湿原のタンチョウに巣作り行動が見られます。すんなりとこの場所に決まるかはまだ分かりません。普通何ヶ所かの候補地の中から選んでいるようです。32〜34日間も卵を暖める所ですので、営巣地の選定に慎重になるのは当然です。 |
![]() エゾエンゴサク |
30日 (水曜日) |
日出 5:09、日入 17:46 最高 5.6℃、最低 0.4℃、天気 晴れ、積雪 2cm [標茶 62cm] フクジュソウやフキの花が咲く丘にエゾエンゴサクの花を見つけました。さんざん歩き回ったすえの一株で、花はまだ完全には開いておらず、同種の中での一番手かもしれません。蕾や葉の段階の者もまだ少なく、咲きほこるまでにはまだ時間がかかりそうです。 |
![]() タンチョウ |
29日 (火曜日) |
日出 5:11、日入 17:45 最高 3.0℃、最低 0.3℃、天気 晴れ、積雪 6cm [標茶 63cm] 雪のち雨、そして晴れ。後にはしっかりと水気を含んだ雪が残され、長靴無しでは歩くことが出来ない状況です。 湿原のタンチョウに少し動きが出ました。もう大雪は終わったと判断したのか、営巣の準備や求愛の踊りにも力が入ってきたようです。例年どおりですと、どのなわばりも今週から来週にかけて営巣に入ると思われます。 昨年、卵を置いたまま外出し、観察している者を驚かせた問題の夫婦は、ちゃんと子育てが出来るのか!特に気にかけながら観察を始めることにします。 |
![]() タンチョウ |
28日 (月曜日) |
日出 5:12、日入 17:44 最高 4.1℃、最低 -4.4℃、天気 快晴、積雪 − [標茶 53cm] また天気が崩れそうです。なわばりに戻ったタンチョウは、営巣場所の選定を急ぐ様子もなく、のんびりくつろいでいる者がほとんどで、きっと春のドカ雪を警戒しているのでしょう。 越冬地の大給餌場へ行ってきました。ピーク時には300羽を超えるタンチョウが集まる場所も、現在は20羽を割る寂しさです。この時期は親と別れた幼鳥が目立つのが普通なのですが、不思議と幼鳥は集まって来ていません。たむろする良い所を見つけたのでしょう。 |
![]() ムクドリ |
27日 (日曜日) |
日出 5:14、日入 17:43 最高 6.0℃、最低 -1.9℃、天気 晴れ、積雪 − [標茶 55cm] 雪解けが進んでいる人里にムクドリが戻ってきました。今日出合ったのは5〜6羽の小群が2組。この3倍ほど集まっていてもいいのですが寂しいグループでした。繁殖期に入るまでは群れで行動しているようなので、しばらくは草地で採餌する様子など見ることができます。 |
![]() くるりん |
26日 (土曜日) |
日出 5:16、日入 17:41 最高 3.6℃、最低 -2.5℃、天気 晴れ、積雪 − [標茶 55cm] 1998年に神戸からやって来て、釧路の北大通を走っていた循環バス「くるりん」が今月いっぱいで廃止になります。運行当初は無料、2001年からは100円の運賃で頑張ってきましたが、利用者がピーク時の約五分の一にまで減り、続行できなくなったようです。先日の新聞報道によると、第3の人生を美瑛で送ることが決まったとのこと。この夏は、丘の町を颯爽と走る姿が見られるのでしょうね♪ |
![]() 雪 |
25日 (金曜日) |
日出 5:18、日入 17:40 最高 0.1℃、最低 -3.1℃、天気 雪、積雪 2cm [標茶 63cm] 風雪強く荒れ模様の一日。冬に逆戻りした釧路湿原です。 |
![]() ヒシクイ |
24日 (木曜日) |
日出 5:19、日入 17:39 最高 6.4℃、最低 -0.4℃、天気 晴れ、積雪 − [標茶 54cm] 湖の氷が緩み水面が広がってきました。早速水鳥達が集まって来て水辺は大賑わい!まだわずかな面積ですので氷上には順番待ちも出るほどです。中には大型のガンで天然記念物のヒシクイの姿も見られます。大半は宮城県周辺で越冬すると伝えられ、今はカムチャッカ方面へ帰る移動の途中。4月の下旬頃までこの釧路湿原でも観察することが出来ます。 |
![]() 霧 |
23日 (水曜日) |
日出 5:21、日入 17:38 最高 5.8℃、最低 1.7℃、天気 くもり、積雪 − [標茶 57cm] 春を告げる霧が湿原を覆いました。冬型の放射霧ではなく、どんよりと重たいイメージの海からの霧です。 中小河川の氷も解け始め、水鳥の数は増加中!春の訪れを示す事象がまた増えました。 |
![]() 湿原のタンチョウ |
22日 (火曜日) |
日出 5:23、日入 17:37 最高 4.3℃、最低 -2.8℃、天気 くもり、積雪 − [標茶 61cm] 塘路周辺にあるタンチョウの営巣地には、それぞれつがいが戻って来ています。東へ移動中の者が途中立ち寄ることもあり、通常よりも若干多目のタンチョウが確認できます。あるなわばりでは、早くも抱卵の兆しが見られ、準備ができしだい長い子育て期に突入です。今期は何組の夫婦が無事に雛を育て上げるのでしょうか?これから私も長い観察期に入ります。 |
![]() フキノトウ |
21日 (月曜日) 振替休日 |
日出 5:25、日入 17:36 最高 7.7℃、最低 0.2℃、天気 晴れ、積雪 − [標茶 64cm] 春咲く花の2番手は、やはりアキタブキでした。トップバッターのフクジュソウとは不動の1,2番コンビです。所々で顔をのぞかせていますが、どれも完全な形での登場ではなく、何者かにかじられた状態で花を咲かせています。 |
![]() 彩雲 |
20日 (日曜日) 春分の日 春分 |
日出 5:26、日入 17:34 最高 4.6℃、最低 -3.9℃、天気 くもり、積雪 − [標茶 66cm] 夕方西の空に彩雲が現われました。特に珍しい現象ということではなく、気にしていれば時々目にすることができます。昔はこの雲が現われると良い事があると言われたとか… |
![]() アオサギ |
19日 (土曜日) |
日出 5:28、日入 17:33 最高 1.9℃、最低 -3.0℃、天気 くもり、積雪 − [標茶 66cm] 湖の緩みはじめた氷の上に、アオサギの集団がありました。何をする訳でもなくじっとたたずんでいるだけ…沈黙の集会に遅れて来る者もあって、加わる時に会場が一瞬ザワッとしますが、翼をたたみ首を竦めると元の静寂に戻ります。子育てを前にして精神修養、禅の修業でしょうか? |
![]() 野犬 |
18日 (金曜日) |
日出 5:30、日入 17:32 最高 7.1℃、最低 0.5℃、天気 くもり、積雪 − [標茶 69cm] 釧路湿原に暮す哺乳類で、人によって持ち込まれたモノ達がいます。明治時代以降に移り住んだホンドイタチ、昭和時代にミンク、そして平成になってアライグマが移入しそうな勢いで迫ってきました。湿原北部の鶴居村や標茶町では既に目撃されたとの情報があるようです。湿原部に入るのは、もう時間の問題かもしれません。 あまり話題に上らないのがイヌ!元々は飼い犬だったせいか、人間には馴れていて、出合っても警戒したり逃げたりしない場合がほとんどです。小さな群れを作っていて、エゾシカを追って狩りをすることがあると聞いたことがあります。今日出合った4匹は、エゾシカの死骸のそばで身を寄せ合い毛繕いをしていました。餌となったかもしれないエゾシカは、彼等によって仕留められたのか、そうでないのかは不明。 力強く生きているように見えました。 |
![]() タンチョウ |
17日 (木曜日) |
日出 5:32、日入 17:31 最高 3.1℃、最低 -3.6℃、天気 くもり、積雪 3cm[標茶 67cm] タンチョウ達は約5ヶ月暮した越冬地から、湿原や河口付近の繁殖地へ移動し始めました。給餌場に集まる数も、日に日に減少し、あと1週間もすると残るのは幼鳥(子供)と亜成鳥(青年)中心の布陣となるのでしょう。今はまだ成鳥(大人)達も残っていて、時々交尾も行なわれています。 |
![]() エゾシカ |
16日 (水曜日) |
日出 5:33、日入 17:30 最高 6.7℃、最低 -0.3℃、天気 晴れ、積雪 5cm[標茶 70cm] 地震:22時23分頃 震源 国後島付近 M5.4 塘路付近の震度 1 日中はかなり暖かくなり、雪解けのスピードに加速が付いてきました。雪が消えた草地にはエゾシカ達が集まり食事会♪ちょっとした賑わいを見せています。無事に冬を乗り切った勝ち組みの集団です。雪が少なくなった湿原のあちらこちらでは、この冬に命を落とした動物達の死骸が出てきています。早速カラスが集まって、こちらでも盛大な食事会が開かれていました。 |
![]() アオサギ |
15日 (火曜日) |
日出 5:35、日入 17:28 最高 3.8℃、最低 -7.4℃、天気 快晴、積雪 10cm[標茶 70cm] 塘路にあるアオサギの集団営巣地(コロニー)に、住人が入り始めています。昨年の調査では巣の数が初めて減少に転じ、ニュータウンは落ち着きを見せてきたのかもしれません。良い条件の巣を確保するには、春まだ浅い頃に戻って来なければならず、この時の為に越冬する個体もあるのでしょうか? |
![]() フクジュソウ |
14日 (月曜日) |
日出 5:37、日入 17:27 最高 0.4℃、最低 -11.5℃、天気 晴れ、積雪 14cm[標茶 75cm] 先週真冬日から開放されたので、小さな春を探しに行こうと意気込んでいた矢先の降雪に、出鼻をくじかれた格好です。今日気を取り直してフクジュソウのようすを見に行ってきました。比較的残雪の少ない南斜面に、ぱらぱらと黄色い花と蕾が確認できます。早い者は降雪前に開花していたものと思われ、まごまごしていた分今年は開花日が不明と言うことになってしまいました。今年はサクラの開花が遅れそうだと予想されていますが、フクジュソウは例年並の開花となりました。いよいよ花暦のスタートです。 |
| 13日 (日曜日) |
日出 5:39、日入 17:26 最高 0.6℃、最低 -6.3℃、天気 晴れ、積雪 15cm[標茶 77cm] |
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![]() ジョギングする鶴 |
12日 (土曜日) |
日出 5:40、日入 17:25 最高 1.5℃、最低 -4.5℃、天気 雪、積雪 16cm[標茶 78cm] 地震:03時47分頃 震源 釧路管内中南部 M5.1 塘路付近の震度 3 釧路地方は春先に湿った雪がドドッ!と来るんです。幸いにも昨夜からの雪はドッ!ぐらいですみましたが、春までにはドカ雪、きっと来るんでしょうね〜。除雪で筋肉痛です。 深い雪の原を1羽のタンチョウが走っています。これがけっこう早いのです。膝関節(実際はかかと関節)まで雪に埋れながらのジョギングは、足腰の鍛練?まさかそんなことはありませんよね。よく見ると右の翼を傷めてしまった為に飛ぶことができないのです。無事に保護されると良いのですが… |
| 11日 (金曜日) |
日出 5:42、日入 17:23 最高 -2.2℃、最低 -5.9℃、天気 雪、積雪 8cm[標茶 65cm] |
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![]() 大丈夫? |
10日 (木曜日) |
日出 5:44、日入 17:22 最高 0.0℃、最低 -9.8℃、天気 快晴、積雪 5cm[標茶 62cm] 今朝の北海道新聞に、「タンチョウ2羽が農薬で中毒死か」と言う記事が掲載されていました。環境省の調査で分かったもので、牧草地で死骸で発見されたタンチョウの肝臓や胃からフェンチオンが検出され、急性中毒死の可能性が高いらしい。フェンチオンは有機リン系の殺虫剤で、堆肥のウジ駆除剤に使われる場合があるらしく、見慣れた「堆肥山に鶴」の光景が、これからは大丈夫?と心配しながら眺めることになります。 |
![]() シマエナガ |
9日 (水曜日) |
日出 5:46、日入 17:21 最高 1.1℃、最低 -4.8℃、天気 晴れ、積雪 5cm[標茶 55cm] 昨年釧路湿原に近年稀に見る大群を送り込んだマヒワは、ほとんど姿を見せないままに雪解けの季節を迎えようとしています。アトリやシメも少なく、実に寂しい冬を送りました。マヒワとアトリは、今日ようやく数羽の群れを確認しました。しばらくの間留まっていてくれるでしょうか?このところよく目にするのがシマエナガ。忙しく湿原を飛び回っています。 |
![]() 堆肥置場 |
8日 (火曜日) |
日出 5:47、日入 17:20 最高 4.4℃、最低 0.4℃、天気 快晴、積雪 6cm[標茶 57cm] 雪解けが進む頃、牧場では堆肥を雪が残る牧草地に出し、土手のように積み上げます。そこにやって来るのがタンチョウ達!堆肥の中にご馳走があるらしく、ねぐらから出るや、まず立ち寄るのが堆肥山。匂いは気にならないのでしょうか?しばらく食べた後は給餌場へ向かいます。小川に寄ってみたり、湿原へ行ってみたりと、餌場のはしごに力が入ります。 |
![]() ぬかるみ |
7日 (月曜日) |
日出 5:49、日入 17:19 最高 4.5℃、最低 -9.3℃、天気 快晴、積雪 7cm[標茶 58cm] 塘路からコッタロに抜ける未舗装路は、冬の間圧雪舗装?されている為、とても快適に通ることができます。しかし、雪解けが進むとダート面が顔を出し、ぬかるんだ悪路へと変貌!現在車はでこぼこ道を泥水をはねながらの走行となっています。徒歩は厳しい状況です。 |
![]() セグロセキレイ |
6日 (日曜日) |
日出 5:51、日入 17:18 最高 2.1℃、最低 -3.0℃、天気 快晴、積雪 10cm[標茶 61cm] 白と黒のスマートな小鳥といえばセキレイ!もっともポピュラーなのがハクセキレイで、釧路湿原では夏鳥としてやって来ます。早ければそろそろ見られるかもしれないと思っていたところ、黒い部分が多い日本特産のセグロセキレイに出会いました。湿原の北部で見かけることが多く、ハクセキレイは主に中南部を中心に暮らし、微妙に住み分けているもよう。図鑑では留鳥として紹介されていますが、厳寒気にはあまりお目にかかることはありません。鳥の動きからも春を感じます。 |
![]() タンチョウ(湿原にて) |
5日 (土曜日) 啓蟄 |
日出 5:52、日入 17:16 最高 -0.2℃、最低 -11.3℃、天気 晴れ、積雪 13cm[標茶 62cm] 今日は啓蟄。確かに暖かく感じられるこの頃です。虫はまだ見ませんが、湿原にタンチョウの姿がありました。越冬地から、長期間留守にしていたなわばりを見回りに来ていたのかもしれません。給餌場以外で見かけるタンチョウの数、今日は特に多く感じます。着実に春が近づいています。 |
![]() タンチョウ |
4日 (金曜日) |
日出 5:54、日入 17:15 最高 -1.0℃、最低 -14.9℃、天気 くもり、積雪 14cm[標茶 63cm] ちょっとした水路などでもタンチョウを見かけます。越冬地に縛られず少しずつ広がりを見せ始めています。 |
オオワシ |
3日 (木曜日) |
日出 5:56、日入 17:14 最高 -1.0℃、最低 -13.1℃、天気 快晴、積雪 14cm[標茶 63cm] 今日も日中は真冬日とは思えない暖かさです。 タンチョウがなわばりに帰ってきていないか気にしながら湿原を廻っていたら、オオワシの若鳥に出会いました。ボロ雑巾が木に引っ掛かっているようにも見える容姿からは、鳥の王者の風格は感じ取ることはできません。 |
![]() 二足歩行? |
2日 (水曜日) |
日出 5:57、日入 17:13 最高 -0.8℃、最低 -15.8℃、天気 くもり、積雪 15cm[標茶 63cm] この一週間、雪のちらつかない日がありません。湿原に雪景色が戻って、苦労を強いられているのがエゾシカ達。雪の下の枯れ草や草の根を食べることが出来ず、地上に出ている木の皮や小枝を食べて餓えをしのいでいます。後ろ足で立って、口のとどく所までの小枝は軒並みかじられています。 |
![]() 日の出 |
1日 (火曜日) |
日出 5:59、日入 17:11 最高 -1.7℃、最低 -17.1℃、天気 くもり、積雪 15cm[標茶 64cm] 今日から弥生3月♪日の出が5時台に突入です。日中は暖かく感じられますが、朝の気温は、厳寒期同様氷点下23℃!冬の名残でしょうか?立派にしばれています。木々に付着した霜に朝日があたり、微妙に乱反射。一瞬見せる真冬の輝きです。 |