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釧路湿原物語 2005

4月

*気象データは釧路。最高・最低とも15時までの記録。天気・積雪は15時。

写真 日付 記事

キタコブシ
30日
(土曜日)
日出 4:18、日入 18:22
最高 10.9℃、最低 5.1℃、天気 晴れ

キタコブシの花は、やはり咲いていました。手元の資料を見ると、2002年がみどりの日より前に開花していました。ちなみにこの年のサクラの開花は5月10日、今年の開花予想は17日ですので、少し早まるかもしれませんね。

ノロッコ号
29日
(金曜日)
みどりの日
日出 4:20、日入 18:21
最高 18.3℃、最低 6.0℃、天気 晴れ

もうすっかりお馴染みになっています「くしろ湿原ノロッコ号」が今日から運行開始です。大型連休も始まり、多くの方が乗車されていました。
今日車で移動中に、キタコブシの花が見えたような気がしました。4月中の開花は全く予想していませんでしたから、横目で見ただけで通過してしまい確認は出来ていません。明日再度見に行ってきます。

テントウムシ
28日
(木曜日)
日出 4:21、日入 18:20
最高 13.7℃、最低 5.3℃、天気 くもり

春の暖かさに誘われて、昆虫達が活動を開始しました。気温10℃がその目安のようで、取分けカラフルな衣装を着けたテントウムシがしゃしゃり出て、日溜まりでうごめいています。歌(てんとうむしのサンバ)に登場する青色のテントウムシはさすがに見かけませんが、その代わりハート柄の衣装を着けたおめでたいテントウムシはいましたョ♪

ウラホロイチゲ
27日
(水曜日)
日出 4:23、日入 18:18
最高 12.7℃、最低 2.3℃、天気 くもり

暖かな日が続き、春がググット近づいた気がします。本日ツツドリを初確認。花の種類も少し増えました。例年どおり連休前にキジムシロ、キバナノアマナ、アズマイチゲ、ウラホロイチゲ、ヒメイチゲ、カキドオシ、ツクシ、ヤナギなどの花が一斉に咲き始め、枯れ野にアクセントが付いて散策の楽しみが増えました。

オオハクチョウ
26日
(火曜日)
日出 4:24、日入 18:17
最高 10.7℃、最低 3.7℃、天気 くもり

無事に冬越しを終えたオオハクチョウは、そろそろ繁殖地のカムチャッカ・シベリア・サハリン方面に旅立つ頃です。釧路湿原ではGW中に出発することが多いので、滞在はあと一週間程となっています。コーコーと鳴く声が聞こえなくなるかと思うと寂しくなります。秋に渡ってきた時は濃い灰色だった幼鳥もたくましく育ち、白い部分が随分増えています。再び訪れる半年後は見違えるような立派な姿になっていることでしょう。

湿原
25日
(月曜日)
日出 4:26、日入 18:16
最高 6.5℃、最低 -0.6℃、天気 くもり

今釧路湿原は一年中で最も湿原らしい時をむかえています。雨水や雪解け水が流れ込んだ湿原は、広い箇所で水溜まりが確認できます。地中の凍結が残っている為で、湿原に染み込むことなく表面に溜まっている訳です。もうしばらくすると水は徐々に浸透し、見た目には乾いた大地のように変わり、新緑の季節を待つことになります。この湿原らしい湿原が見られる今の時季は、私のお気に入りの季節の一つです。

日の入の頃
24日
(日曜日)
日出 4:27、日入 18:15
最高 8.5℃、最低 0.7℃、天気 快晴

この季節「春に三日の晴れ間なし」と言われています。でも三日どころか一日の内でもめまぐるしく天気が変わることが多いので、湿原散策の時間帯をどこに持ってこようか悩むこの頃です。今日は珍しく穏やかな一日で、爽やかな明るい日の出から、夕暮れ時茜色に染まる西の空の美しさまで、どこをとっても散策日和♪こんな日もあるのですね。明日からはまた天気は変わりやすくなりそうです。

ゴミ投棄
23日
(土曜日)
日出 4:29、日入 18:14
最高 7.3℃、最低 1.4℃、天気 くもり、積雪 − [標茶 2cm]

雪解けと共に姿を現わすのが投棄されたゴミ。ありとあらゆる物が捨てられています。いつものことながら、このモラルの低さには残念で悲しみを覚えます。釧路市ではこの春からゴミ出しが有料化されました。その影響なのか、例年よりもゴミの量が多く感じられます。高騰するガソリン代をかけてまで、ゴミの処理費を節約しようとする心根が滑稽でもあります。適切に処理していただきたいものです。

フクジュソウ
22日
(金曜日)
日出 4:30、日入 18:13
最高 7.9℃、最低 -0.7℃、天気 雨、積雪 − [標茶 5cm]

4月下旬の雪−、けっこう好きなんです♪雪が解ける前にカメラを持って出かけます。と言うのも、フクジュソウやエゾエンゴサク、それからフキノトウが雪の中で咲いているからで、雪見と花見をダブルで味わえる贅沢なひとときなのです。すぐそこに春が控えているので、雪が消えるのもあっという間。この粋な趣向を楽しむには速攻あるのみ…なのです。

21日
(木曜日)
日出 4:32、日入 18:11
最高 3.3℃、最低 0.6℃、天気 雪、積雪 2cm [標茶 7cm]

この時期としては珍しくまとまった雪が降りました。道東の内陸部では50cmを超える積雪を記録しています。雪が上がった夕方までに、標茶では9cm、釧路では4cmの積雪でした。既に夏タイヤに履き替えた車も多く、幹線道路では路外に落ちたり、スリップによる衝突事故が多発しました。連休明けぐらいまでは用心が必要のようです。
営巣中のタンチョウには厳しい雪となっていることでしょう。

ミズバショウ
20日
(水曜日)
穀雨
日出 4:33、日入 18:10
最高 6.9℃、最低 -2.5℃、天気 くもり

湿原の花と言えばやはりこの花でしょう。釧路湿原にミズバショウの花が咲いています。まだ咲き始めですので、見頃は月末少し前でしょうか!場所によっては大型連休もミズバショウのお花見が出来そうです。

キバシリ
19日
(火曜日)
日出 4:35、日入 18:09
最高 6.7℃、最低 -0.8℃、天気 快晴

サルボの林で木の幹をらせん状に駆け登る地味な色の小鳥に遭遇しました。名前はキバシリ、文字どおりの動きを披露してくれました。忙しい動きの連続ですが、時々考え込むように立ち止まります。シャッターチャンス!と思い撮影してみると− なんと目立たないことか。まるで忍法木とんの術です。これは考え事ではなく、ご馳走捜しの最中で、虫の気配を読み取っているのかもしれません。

ハクセキレイ
18日
(月曜日)
日出 4:36、日入 18:08
最高 9.7℃、最低 2.2℃、天気 晴れ

とある交番の駐車場で妙な動きが… 1羽のハクセキレイが駐車中のパトカーのミラー付近を離れません。どちらも白と黒のツートンカラー、面白そうなのでしばらく観察することにしました。鏡の前で無理な体勢でのホバーリングを繰り返して、疲れてはミラーにとまり一休み。鏡に写る自分の姿を、なわばりに入り込んだライバルと思い威嚇しているのか、己の姿に酔いしれるナルシストなのか、その行動は私が見ている10数分間続き、そしてその場を離れる時もまだアタックしていました。このような鳥の動きは特別珍しいものではなく、時々目にすることがあります。

塘路湖
17日
(日曜日)
日出 4:38、日入 18:07
最高 10.2℃、最低 0.9℃、天気 晴れ

昨日標茶の積雪深が零となったのに続いて、今日湖沼の氷が相当量消えてなくなりました。サルンパに集まっていたワシやカラスは場所変えを余儀なくされ、代わってオオハクチョウ・カワアイサ・ミコアイサ・カイツブリ・マガモなどの水鳥達が、早速入り込んで来ています。
昨日の海霧はやはり黄砂だったのではないかと思っています。朝気が付いたのですが、車のフロントガラスやボンネットに、粒子の細かい黄土色の砂が付着していました。さて真相は…!?

黄砂?
16日
(土曜日)
日出 4:40、日入 18:06
最高 7.5℃、最低 0.7℃、天気 快晴

今日は一日どんよりとした天気で、6日に黄砂が観測された時以上に空の黄土色は濃く、今回は間違いなく黄砂だと、勝手に思い込んでいました。でも、気象庁の発表では黄砂は西日本で観測されましたが、北海道までは達していないようす!どうやら釧路名物の海霧だったようです。本当に紛らわしい現象です。
サルンパの沼の氷は、夕方までに半分程解け、春の勢いが増してきたみたいです。

鷲 VS烏
15日
(金曜日)
日出 4:41、日入 18:05
最高 7.4℃、最低 -1.7℃、天気 くもり、積雪 − [標茶 1cm]

湖沼の氷が解ける頃、氷上では方々でちょっとした小競り合いが起こります。死んで氷漬けになっていた魚が解凍されるので、ワシ・トビ・カラスなどが集まり、餌の争奪戦が行われるのです。
まもなく湖明け!湿原は永い眠りから覚め、活気ある季節へと変わろうとしています。

塘路湖
14日
(木曜日)
日出 4:43、日入 18:03
最高 10.2℃、最低 -0.2℃、天気 快晴、積雪 − [標茶 12cm]

湖の一部開いた水辺に鳥たちが集まってきました。ふきのとうが顔を出す湖岸に腰を降ろしてのバードウォッチングは、鳥密度が高い今がちょうど良い季節です。水面が広がると鳥たちは分散してしまいますので、次第に見づらくなっていきます。今期はミコアイサがいつもより多い気がします。ヨシの湿原でも小鳥の鳴き声が響いています。

13日
(水曜日)
日出 4:45、日入 18:02
最高 5.6℃、最低 0.4℃、天気 くもり、積雪 − [標茶 19cm]

夕方から雪が降っています。すんなりと春にならないのはいつものことで、まあ…のんびりと名残の雪見でも楽しむことにしましょう♪

サルンパ
12日
(火曜日)
日出 4:46、日入 18:01
最高 8.8℃、最低 0.4℃、天気 くもり、積雪 − [標茶 24cm]

いよいよ塘路湖の氷が動き出しました。やわらかな陽射しや吹く風は、もうすっかり春!ギョウジャニンニクやエゾクサイチゴなど、草の芽吹きも勢いを見せています。

タンチョウ
11日
(月曜日)
日出 4:48、日入 18:00
最高 9.4℃、最低 0.5℃、天気 くもり、積雪 − [標茶 29cm]
地震:10時55分頃 震源 釧路沖 M3.9 塘路付近の震度 1
地震:18時15分頃 震源 釧路沖 M4.8 塘路付近の震度 1

私がお邪魔しているタンチョウのなわばり(今年は8ヶ所)のほとんどが、週末までに抱卵を開始しました。今期はどの巣も道から遠く観察するのに良い条件とは言えません。タンチョウにとってはストレスの少ない見つかりづらい最適の位置を選択したことになります。中には川沿に座っていて、雪解けによる増水で浸水しないか心配な所もありますが、このつがいは水辺が好みのようで、これまでも水と闘いながら営巣した経験の持ち主!今期もハラハラドキドキの展開が待っているかもしれませんね。

釧路湿原
10日
(日曜日)
日出 4:50、日入 17:59
最高 5.8℃、最低 -0.5℃、天気 雨、積雪 − [標茶 36cm]

釧路湿原はこの冬特別雪が多かった訳ではなく、又とびっきり寒かったというのでもありません。それなのに…何故か雪解けが遅いのです。湿原の北部に行ってきましたが、吹き溜まりにはまだ膝のあたりまでの雪があって、冬の名残が随所に見られました。
湿原は雪解け水の流入で目下増水中!

サクラ
9日
(土曜日)
日出 4:51、日入 17:58
最高 7.3℃、最低 2.6℃、天気 くもり、積雪 − [標茶 38cm]

先日(6日)札幌管区気象台が発表した道内の桜の開花予想によると、最も早いのが江差町の5月2日、最も遅いのが根室市で5月21日。釧路市は17日だそうです。現在湿原のサクラの蕾はご覧のとおりしっかりと堅く、まだ冬眠中のようにも見えます。
今日は時々雪が舞う寒い一日!やはりまだ起きられませんね。

タンチョウ
8日
(金曜日)
日出 4:53、日入 17:56
最高 8.8℃、最低 1.5℃、天気 くもり、積雪 − [標茶 42cm]

雪が残る牧草地にタンチョウの小グループがたむろしています。縄張りを持たない若い鶴達です。餌がありそうな湿原に行っては地主鶴に追われ、人里近くに舞い戻って来ています。農家が種まきを始めるようになると、今度は人間に追い払われ、青年団の面々はこれより辛い季節を送ることになります。

黄砂
7日
(木曜日)
日出 4:55、日入 17:55
最高 4.0℃、最低 -0.5℃、天気 雨、積雪 − [標茶 48cm]

昨日の夕方発生した霧は、いつもと雰囲気が違っていたものですから気になっていたところ、今朝の新聞に黄砂だったと出ていました。時期的に黄砂かなとも思ったのですが、空が黄土色になっていなかったので釧路湿原名物の海霧なのだろう!と判断していました。黄砂だと分かっていればもう何枚か写真を撮っておいたのに… 残念です。

タンチョウ
6日
(水曜日)
日出 4:57、日入 17:54
最高 11.6℃、最低 1.7℃、天気 晴れ、積雪 − [標茶 48cm]

昨日今日で標茶の積雪が一気に10cm程減りました。湿原北部でも雪解けの水が流れ込み、水量が増加中です。雪解けに伴い、私が巡回しているタンチョウの営巣地でも抱卵を開始したつがいが出てきました。例年より少し遅れてはいますが、7ヶ所中トップをきったのは今年もシラルトロのつがいでした。一番のんびりしているのもいつもどおりのつがいで、こちらは優雅に水浴びなど繰り返していました。

釧路湿原 (大観望 )
5日
(火曜日)
清明
日出 4:58、日入 17:53
最高 5.3℃、最低 -0.4℃、天気 くもり、積雪 − [標茶 54cm]

釧路湿原と一言で言いますが、あまりにも広い為にその南と北、西と東では雰囲気が大分違って見えます。残雪も釧路市寄りではもうほとんど無く、茶色い枯れヨシの原野が広がっていて、芽吹きの季節を待つだけとなっています。しかし、北部の鶴居や標茶側ではまだ白い部分が多く、タンチョウ達は巣の位置を決めるのにやや戸惑っているようすです。

ヤチハンノキ
4日
(月曜日)
日出 5:00、日入 17:52
最高 7.0℃、最低 -2.1℃、天気 晴れ、積雪 − [標茶 57cm]

昔から「ハンノキの花が多い年は豊作」と言われます。春まだ浅い時期に咲くハンノキでその年の農作物の出来を占ったのでしょう。今年釧路湿原のハンノキは花の付きがかなり良く、秋には大豊作が見込まれそうです。フクジュソウやフキノトウのように目立つ花なら見る人も楽しむことが出来るのですが、残念なことに全くと言っていいほど目立ちません。小豆色した穂がゆるみ、黄色い花が見えています。花見にはルーペが必要!

ヤナギ
3日
(日曜日)
日出 5:02、日入 17:51
最高 3.5℃、最低 2.0℃、天気 霧、積雪 − [標茶 60cm]

湿原に、優しい春の雨です。

コッタロ湿原
2日
(土曜日)
日出 5:04、日入 17:50
最高 5.6℃、最低 -3.4℃、天気 くもり、積雪 − [標茶 58cm]
地震:23時58分頃 震源 釧路沖 M4.7 塘路付近の震度 1

釧路市の根雪は早々と無くなって、春がすぐそこまで来ていると予感させてくれる雰囲気です。ところが、ほんの30km程内陸を見ると、まだまだ深い雪に覆われていて、雪解けが進んでいないのが現状です。例年より残雪が多く、タンチョウの営巣にも遅れが出ています。

さくら
1日
(金曜日)

エイプリルフール
日出 5:05、日入 17:48
最高 4.0℃、最低 -2.6℃、天気 くもり、積雪 − [標茶 60cm]

2005年になり早くも四つ目の月に入ってしまいました。新年度4月は桜の季節。釧路湿原でもエゾヤマザクラが咲き始めています。…てなことはないですよね!現在サクラ前線は北緯36度あたりまで北上中。前線の終着地釧路湿原にたどり着くのは、まだ1ヶ月以上も先の事。湖沼はまだ凍ったままの冬景色で、わずかにフクジュソウ、フキ、エゾエンゴサクの花が見られるだけです。写真のようになる頃には、タンチョウにきっとかわいい雛が誕生していることでしょう。

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