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釧路湿原物語 2005

6月

*気象データは釧路。最高・最低とも15時までの記録。天気は15時。

写真 日付 記事

タンチョウ
30日
(木曜日)
日出 3:47、日入 19:05
最高 20.1℃、最低 10.7℃、天気 晴れ

タンチョウの雛は順調に育って、ご覧のような体形になっています。解説無しでこの写真だけ見ると、何の鳥だかお分かりにならないのではないでしょうか?まだ鶴らしくなっていません!

コウリンタンポポ
29日
(水曜日)
日出 3:46、日入 19:06
最高 21.9℃、最低 11.2℃

満開のコウリンタンポポです。

ニワゼキショウ
28日
(火曜日)
日出 3:46、日入 19:06
最高 23.9℃、最低 12.8℃。天気 くもり

ニワゼキショウを見つけました。1cmにも満たない小さな花ですが、少し離れたところからでもよく目立ちます。北米原産の帰化植物で、なんとアヤメ科とのこと。花の形はアヤメらしくありませんね!白花を見たいと思い毎年捜していますが、ご縁が無いのかいまだに対面は叶わず… 花期は始まったばかりなので、今年こそは是非ともお会いしたいものです。

濃霧
27日
(月曜日)
日出 3:45、日入 19:06
最高 14.4℃、最低 12.3℃、天気 霧雨

釧路らしく濃い霧が発生して、昨日までの暑さが嘘のような肌寒さです。

幼虫
26日
(日曜日)
日出 3:45、日入 19:06
最高 20.6℃、最低 13.6℃、天気 晴れ

釧路湿原はみどり豊な季節へと変わりつつあります。散策路では野鳥がさえずり、セミが鳴き、フィトンチッドが溢れて、森林浴には絶好の季節です。
でも…林の中をよ〜く見渡すと、長さ1cm程のシャクガの幼虫が、いるわいるわの大発生!虫嫌いの方には卒倒モノの恐怖の世界が広がっています。この幼虫は今営巣中の野鳥が雛を育てるのに、欠かすことの出来ない重要な食糧資源なのです。

タンチョウ
25日
(土曜日)
日出 3:44、日入 19:06
最高 20.3℃、最低 13.1℃、天気 くもり

夜になって雨が降りだしました。今月釧路ではこの雨までの降水量が18mmしかなく、平年値の2割にも満たないからから天気が続いていたので、この雨が程好いお湿りになると良いのですが…
我が家の前のタンチョウ一家は、子育て継続中!雛は自分で餌を獲る仕草を見せてはいますが、まだ両親から餌をもらう毎日です。大分大きくなりましたよ♪

ワタスゲ
24日
(金曜日)
日出 3:44、日入 19:06
最高 22.5℃、最低 14.2℃、天気 晴れ

ワタスゲの実(穂綿)が例年よりも10日以上遅れて結実し、今見頃の時を向かえています。湿原の中へは入れませんので、望遠鏡を使っての観察になります。

エゾシカ
23日
(木曜日)
日出 3:44、日入 19:05
最高 16.9℃、最低 10.7℃、天気 晴れ
地震:03時42分頃 震源 釧路沖 M5.0 塘路付近の震度 2

春に角を落として、頭がサッパリとしていたエゾシカの雄でしたが、最近見かけると立派な角が生えていました。でもまだキウイーフルーツのような産毛付きで柔らかそうです。雌のシカは今がちょうど出産シーズン、単身山に入って仔鹿を産みます。もう少しすると湿原周辺でも母仔のエゾシカを見ることがあるかもしれません。

エゾカンゾウ
(ゼンテイカ)
22日
(水曜日)
日出 3:44、日入 19:05
最高 17.2℃、最低 10.7℃、天気 くもり

北海道内でも、気温が30℃を超える真夏日を観測する地点が出てきました。今年一番の暑さだそうです。釧路地方はと言うと、南部は連日の霧で少しひんやり!中部は20℃をやや超える程度。それでも暑く感じるようになってきました。
やはり夏ですね、湿原に咲く花の種類は、かなり増えています。本日目に付いたのは七つの名を持つ野草!エゾカンゾウです。七つは少しオーバーですが、実際には四つの名前で親しまれています。本名はゼンテイカ、この辺りではエゾカンゾウ、通称カンゾウで通っていて、一般的にはニッコウキスゲと呼ばれています。あまり耳にしませんがエゾゼンテイカと呼ばれることもあるそうです。暑さが増す中、爽やかな黄色から清涼感をいただきました。

コウリンタンポポ
21日
(火曜日)
夏至
日出 3:43、日入 19:05
最高 17.9℃、最低 12.5℃、天気 霧

夏至の日の今日、道内各地からは夏日になったとの知らせが聞こえてきました。釧路湿原でも南部を除き、夏の太陽が照りつけて、気温も上昇したもようです。夏の陽射しに似合う花がコウリンタンポポでしょう!満開になる2〜3歩手前で、ちょうど今が見ごろ。どこにでもある花ではありませんので、旅行者の皆さんは、立ち止まって写真撮影されています。

クシロハナシノブ
20日
(月曜日)
日出 3:43、日入 19:05
最高 18.0℃、最低 13.0℃、天気 くもり

湿原の片隅にクシロハナシノブがひっそりと咲いています。”湿原の貴夫人”とニックネームがつけられているとおり、気品ある容姿にうっとりとさせられます。

マツバトウダイ
19日
(日曜日)
日出 3:43、日入 19:05
最高 17.3℃、最低 10.8℃、天気 霧

湿原にカキツバタやエゾスカシユリの花が見られるようになりました。大型で目立つ花にはギャラリーが多く付きますが、地味目な花には立ち止まる人もまばらで、ひっそりと咲き、そして静かに消えて行きます。

脱殻
18日
(土曜日)
日出 3:43、日入 19:04
最高 13.1℃、最低 6.3℃、天気 霧

湿原周辺の林から、セミの鳴き声が聞こえてきます。釧路地方に暮すセミは3種類で、この季節に見ることができるのはエゾハルゼミです。野鳥達のさえずりに紛れて、キン・ケ・ケ・ケ・ケ・ケ〜と唄います。林では木々の幹のそれほど高くない所で、セミの脱殻をいくつも見つけました。

アオチドリ
17日
(金曜日)
日出 3:43、日入 19:04
最高 13.1℃、最低 6.4℃、天気 くもり

「早朝自然ガイド」をお願いすることになった新ガイドのN氏が、
「サルボでアオチドリを見ました。」
私「えっ?サルボにチドリがいたの?」
N氏「…植物ですけど!」
私「あっ!」
そうなのです。チドリと言っても鳥ではなく、ラン科の植物なのでした。野鳥にシロチドリなる鳥がいるものですから、アオチドリと聞いて聞き慣れない鳥だなと思いながらも、丘の林に住む謎のチドリに興味津々、つい反応してしまったと言う訳です。そこで、早速見に行ってきました。林の中で、葉に隠れるようにして、更にはとっても目立たない緑色の花を咲かせていました。ランと言えば「見るなら見てみろ!」と言わんばかりの目立つ花を思い浮かべがちですが、アオチドリのなんとおくゆかしいことか!全く目立ちません。

タンポポ
16日
(木曜日)
日出 3:43、日入 19:04
最高 14.9℃、最低 9.9℃、天気 快晴
地震:23時42分頃 震源 根室半島南東沖 M4.7 塘路付近の震度 1

方々でお花畑化していたタンポポは、気が付けば綿毛となっていました。タンポポ・ヤナギ・フキなどの綿毛が、雪のように舞う季節の訪れです。

オジロワシ
15日
(水曜日)
日出 3:43、日入 19:03
最高 13.6℃、最低 7.4℃、天気 晴れ

以前は夏にオジロワシを見かけると、なんか徳をした気分になったものでした。これは釧路湿原で夏を送るオジロワシの個体数が、それほど多くなかった頃のお話しです。特に今年は湿原観察に行くと、必ずと言っていいほど彼等とのご対面があり、これはこれでかなり嬉しいことにかわりは無く、とても幸せな体験をさせてもらっています。どの程度繁殖に成功したのかも興味のマトです…

ユキザサ
14日
(火曜日)
日出 3:43、日入 19:03
最高 14.0℃、最低 7.3℃、天気 快晴

今ユリ科の植物が元気です。スズラン・クロユリ・マイヅルソウ・オオアマドコロ・ユキザサ・ツクバネソウ・ギョウジャニンニク…などなど。ピークを越えたのがオオバナノエンレイソウ。でもまだ大群落の美しさは他の花に勢いのある者が現われないので、クイーンの座は依然堅持したままです。オオバナノエンレイソウの陰に隠れるようにして花を咲かせているのがユキザサです。雪の結晶を思わせる花の容姿と、葉っぱが笹に似ていると云うことから、そのまんまの名前が付けられたのでしょう。個人的には好きな花のひとつなので、ユキザサを見る度に命名にはひとひねり欲しかったように思うのでした。

アヤメ
13日
(月曜日)
日出 3:43、日入 19:02
最高 10.7℃、最低 8.2℃、天気 雨

湿原に住むアヤメ科の仲間で、まず最初に登場するのがアヤメです。アヤメ科一族は全て湿地を好んでいるように思われがちですが、アヤメは仲間の中では湿地から一番遠ざかった場所に暮し、私達の目に付きやすい所で花を咲かせてくれます。本日今季初確認です。

ヤマブドウ
12日
(日曜日)
日出 3:43、日入 19:02
最高 18.7℃、最低 12.8℃、天気 くもり

暦はもう6月の中旬。いくら葉っぱの出が遅い木でも、さすがにもう目覚めなければと云うことで、少し伸びをするように新芽が大きくなってきました。

釧路湿原
11日
(土曜日)
日出 3:43、日入 19:01
最高 21.2℃、最低 11.8℃、天気 くもり

ようやく緑萌える季節♪木々のほとんどに若葉が見られ、湿原の内部にも新緑が確認することが出来ます。しかし、高台からの展望は、まだ枯れヨシの領域が大部分を占め、ガイドブックにあるような景色はもう少し先になります。

タンチョウ
10日
(金曜日)
日出 3:43、日入 19:01
最高 12.7℃、最低 8.3℃、天気 くもり

孵化後約一ヶ月のタンチョウの雛です。

フッキソウ
9日
(木曜日)
日出 3:43、日入 19:00
最高 12.4℃、最低 8.3℃、天気 霧

一見、草のように見えるフッキソウ、実はツゲ科の木です。常緑樹なので、雪解けの頃から殺風景な湿原周辺にあって孤軍奮闘、春らしさを演出してくれていました。まわりの緑色が増えるのにともない、いつのまにか全く目立たない存在になってしまいました。今は、草葉の陰(?)でひっそりと花を咲かせています。

クサソテツ
8日
(水曜日)
日出 3:44、日入 19:00
最高 12.5℃、最低 8.7℃、天気 くもり

湿った原野に足を踏み入れると、そこはシダ植物の密生地。ワラビ・ゼンマイ・クサソテツ(こごみ)など食用になるものしか分かりませんが、太古の世界へとタイムスリップしたのではと錯覚するような光景が広がっています。近くでエゾセンニュウが鳴いていました。夏鳥の中でもっとも遅く湿原入りするこの鳥が鳴き始めると、季節は初夏へと移って行きます。

エゾクサイチゴ
7日
(火曜日)
日出 3:44、日入 18:59
最高 11.3℃、最低 7.0℃、天気 くもり

エゾクサイチゴは路肩や原野、空き地などでごく普通に見られる白い花で、今がちょうど満開のころでしょうか?今日ちょっとした群落を見つけました。今からイチゴ畑になるのを楽しみにすることにしましょう!野鳥など強力なライバルが多いので、実際に摘めるのはどのくらいになるのか…日々のチェックを怠らないようにしなければ、と思うのでした。例年は?と言うと、丁度良い頃にすっかり忘れてしまっているので、あまり口に入らないのが現実です。

クロユリ
6日
(月曜日)
日出 3:44、日入 18:58
最高 16.4℃、最低 8.4℃、天気 快晴

スズランの花が咲けば、やはりクロユリも花を咲かせていました。この両者、仲良く決まっていつも同じ時期の開花です。明るい草原に咲く白いスズランに対し、クロユリはやや湿った薄暗い草地の住人。白黒・明暗・乾湿と性格は対照的ですが、共に北国を代表する6月の花。これからしばらくの間楽しめますので、捜してみてはいかがですか?

キジカクシ
5日
(日曜日)
芒種
日出 3:45、日入 18:58
最高 11.8℃、最低 5.7℃、天気 くもり

春の花の勢いが増す頃、アスパラガスのような芽が湿原周辺で見られます。!正式にはキジカクシと言って、食用のアスパラガス(オランダキジカクシ)の仲間。普通のアスパラガスよりは赤みがかり、外観は美味しそうなオーラに包まれています。以前試しに食べてみましたが、酸味が強くてとても食べられたものではありませんでした。山菜のリストに入れたいと思っても、この味では断念しなくてはなりません。

スズラン
4日
(土曜日)
日出 3:45、日入 18:57
最高 13.4℃、最低 5.6℃、天気 くもり

暖かい日が続いたので、スズランの花が開いたかもしれないと思い、観察地へと足を運びました。今までこれだけ多くの株があったかと思うほど、びっしりと葉っぱが茂り、足を踏み入れる所がみつからないぐらいの大群生地になっていました。花は咲き始めたばかりのようで、ちらほら程度。満開になるのが楽しみです。
そう言えば我が家のドイツスズランも、今年は沢山芽を出しています。きっとここ数年で、種の当たり年があったのでしょうね。(図鑑では地下茎で増えると書かれています。)

エゾオオサクラソウ
3日
(金曜日)
日出 3:45、日入 18:56
最高 17.3℃、最低 6.7℃、天気 くもり

こちらのサクラ(エゾオオサクラソウ)は今が見ごろ!

エゾノウワミズザクラ
2日
(木曜日)
日出 3:46、日入 18:55
最高 16.8℃、最低 7.4℃、天気 晴れ

いつのまにかエゾヤマザクラは花びらを散らし、葉桜が目立つようになってきました。入れ代わるように6月の桜、エゾノウワミズザクラが花を付けています。この桜は湿原周辺にも多く、芳香剤のような香りが風に乗って辺りに漂っています。

タンチョウ一家
1日
(水曜日)
日出 3:46、日入 18:55
最高 16.0℃、最低 11.3℃、天気 くもり

今日からノロッコ号が1日2往復(釧路、塘路間)!いよいよ観光シーズンの幕開けです。サルンパの沼の中で最も塘路駅に近いマクントーに、タンチョウの一家が来ています。ノロッコ号に乗車されている観光客の皆様も車窓やホームからご覧になっていました。我が家からもよく見えますので連日眺めて楽しんでいます。肉眼でも雛の姿が確認できるようになっています。

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