目を細めてみると・・・

                                      .

3月XX日

 とある病院の、レントゲン室での会話。

医者T うーん、どのくらいの線量がちょうどいいのかなぁ?
患者T この太さだからね、指の骨折撮るのと同じぐらいでいいんじゃない。
(どちらの名前も、イニシャルにしちゃうとTなのが紛らわしい・・・)
医者T まあ、そんなもんかな。竹がどのくらいX線透すかだな。
患者T これ、G.H.Howellsだぜ、中空構造が上手く写らないとダメだからね。
医者T 難しいこと言うなよ。この機械ボロなうえ、電源が弱くて線量不足なんだ。俺     ぐらい太ってると、胸部レントゲンも上手く撮れないんだよコイツ。
患者T 先生、写真てのは腕とセンスだろ。X線写真だって同じでしょ。
医者T まあ、線量変えて4枚撮っておけば、どれか1枚くらいは当たるだろう。どの     辺り撮る?中空なのはバットだよね、ついでにティップも並べて置こうよ。
    ほら危ない危ない。コイツかなり放射線漏れるから、コントロール室側で       も、この鉛のエプロンが必要なんだ。外に避難してた方がいいよ。
    さあ、撮るよー。
    ハイ、息を大きく吸ってー、止めて?? 

 15分後。同じ病院の、診察室での会話。

患者T 先生、下手だなぁ。これじゃあ中空かどうかよく判らないじゃない。
医者T 右側の2枚目なんか良く撮れてるよ。これなんか良い写真だよー。空気は白く     写るから、ほらね、ここの白いところが中空なんだよきっと。
患者T 上手く撮れないもんだなぁ、ダメだな、もう少しハッキリ写ると思ったのに。
医師T この竿、肺炎に罹ってないことは確かだよ、保証する。骨折も無いようだ。      今日の診察料、保険きかないからね。

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