1月4日

 朝起きたときから、雪がしんしんと降っていた。朝食を食べながらTVで天気予報を見ていると、道東地方は20センチから60センチの大雪になりそうだとか。朝食前に雪かきした場所に、一時間後には10センチほど新たな雪が積もっている。こんな日は外にはでられないし客も来ないだろう。館内の掃除が終わったのが10時頃、さてノンビリ本でも読むかな、などと考えていたら電話の音。
 こんな時間に誰だろう? いつものように元気な声で「ハイ!! 鱒やです」と電話に出ると「今日泊まれますか?男ひとりなんですが」との問い合わせ。こんな日に?と思いながらも「泊まれますよ。交通手段は?」と聞くと、なんと「自転車です」との答え。自転車!?「いま、どちらですか?」に「コタン温泉のところです」
 コタンなら「鱒や」から8キロほどだから、何とか来られるだろう。さて、どのくらい時間がかかるかナ?



 東京、渋谷から来たMoritomoクンが「鱒や」に到着したのは電話から2時間半後。深いところでは50センチ以上の雪だし、自転車に雪は絡まるしで、ほとんど押して歩いてきたそうだ。昨日は砂湯でキャンプしたのだそうだが、しめった雪でテントはグチャグチャ。疲れ果てて昨日の午後からほとんど何も食べていないと「鱒や」に緊急避難してきたらしい。なにせ、今シーズン始まって以来の大雪だからしょうがないよね。
 到着後に昼飯をいっぱい喰って、昼寝して、夕方にはすっかり元気になっていた。タフな奴だなぁ、と思ってたら「こんなの、半分仕事と同じようなもんですから」??? よく聞くと、陸上自衛隊の隊員だとか。1年間の準備をかけての真冬の北海道自転車旅行なんだそうで、自衛隊と聞いてタフさに納得。

 軒下に置いたマウンテンバイクを見せてもらったら、ギッチリとタイヤにスパイクが打ち込んであった。

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